「生も死も自分の手に取り戻す」ダラス・バイヤーズクラブ mimotomimotoさんの映画レビュー(感想・評価)
生も死も自分の手に取り戻す
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「死んでたまるか」という足掻きが、己を変え、社会をも変えていく力になっていく様が、静かに胸を打つ。
エイズとわかってからのロンは、出会いのなかで大きく変わっていくが、レイヨンとの出会いはことさら大きく彼を変える。レイヨンとロンの関係性の描き方が素晴らしかったと思う。男装をして父親に会いに行った後、思いっきり美しい格好をして、ロンに会いに行くところは白眉。
生と死は自分の手の中にある。何者にも邪魔されない、尊いものだ。
とりあえず、マシュー・マコノヒーとジャレッド・レトを観るだけでも価値がある。
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