「死なないことに懸命で、生きている感じがしない」ダラス・バイヤーズクラブ あんみつさんの映画レビュー(感想・評価)
死なないことに懸命で、生きている感じがしない
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マジック・ マイクのヌードの美に感心してから、数ヶ月。撮影された時期も違うのだろうけど、すごい役者だと思った。生きるためにあらゆる手段を探り、実行して、認可の壁に挑み続けたその行動が心に残った。毛嫌いしていたレイヨンの病院での毒性の強い薬の投与の果ての死に、医者に掴みかかって罵る姿や、元の仕事仲間がレイヨンを見下したときに、首を締め上げて握手させたときに、情を感じた。病状が深刻なレベルの患者に、偽薬を投与することは、無慈悲なのだと心の底から思った。
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