インサイド・ヘッドのレビュー・感想・評価
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アイディアがいいね!
公開当時、まだ幼児だった娘を連れて観に行こうかなぁと思っていたら、鑑賞済みのママ友から『ちょっと難しい内容だから、子供には難しいかも』と言われて、そっかーと断念してた本作。
それから、子育てに忙しくて、なかなか映画を見る機会もない中時間だけが過ぎていってしまって。。。
ようやく、続編が公開されたタイミングで、これはもう今しかないと鑑賞!
様々な感情がキャラクターになったり、頭の中で働いているキャラクター達が、私たちの思い出を、日々捨てるか残すかをチェックしたりしながらup dateされている様をみて、面白いこと考える人いるんやなーと、まずその発想が楽しめた。
引っ越しを機に、11歳のライリーの環境がかわり、そんな時にライリーの頭の中でも、特別な思い出とされていたものがなくなってしまいそうになるアクシデントが!
その思い出を下に戻そうと、ヨロコビの感情とカナシミの感情が動きます。
ライリーの幼児期に空想で作り上げた友達のビンボンや、理想の男子、よいしょよいしょでクスッと笑ってしまうシーンもあって、親子で楽しめました。
カナシミがかなりネガティブなキャラクターに描かれていたけれど、終盤になって、そのカナシミの大切さにヨロコビが気づく点は、あーよかったー。それよそれ!と一人ツッコミなんかしちゃったり。
今年9歳になる娘は、ライリーが本当の自分の気持ち(寂しかった、嫌だった、不安だったなど)を両親へ告げるシーンで涙涙。。。
泣けるーってレビューにあったけど、私自身は1滴も流れなかったけど…笑 娘の涙を見て、もしかしたらあなたも自分の感情押し殺してることあるのかなぁ〜なんて、ふとおかんは思っちゃったよ。
カナシミという感情は決していつもマイナスなことばかりではなく。むしろ、それがあるからヨロコビや幸せを感じる事ができるんだと思う。
どんな要素も、一つでも欠けてしまうときっと偏った考え方や、なんかおかしいねってなってしまうと思う。
お話の最後に、壊れてしまった司令室のボードが最新式のに交換されて、そこに""思春期"ってボタンがあって。
続編の伏線よね??
次はどんな新キャラクターに出会えるのか。
成長したライリーを見られるのが楽しみ!
感情とは?
「インサイドヘッド」
レビュー
喜び、悲しみ、びびり、怒り、ムカムカの感情を擬人化して表現しているのがとても面白かったです。
幼い少女の主人公が大人になるにつれて様々の感情表現を覚えて新たな思い出が作られていきます。その過程の過程の中で今まで大事だと思っていた事が置き換わっていくのも面白い視点だなと感じました。
悲しみという感情を抑え込もうとすると、他の感情とのバランスが悪くなって自分がどうしたいのかが分からなくなってしまう。
自分の感情って今どんなだろう?と考える時にこの映画を観ると分かりやすいと感じました。
健やかな心のためのファンタジー
「2」の公開に合わせてテレビ放映されたのを視聴。
確かに、家の都合で転居した女の子の心の内って、感情で表すとこれくらいの大冒険になるかも。大人だって大変だけど11才の子供にとってもものすごく大変なこと。いつも明るい子でいたいけれど、悲しいときは悲しいと声をあげて泣いてもいい、一人で強がらないで、という大切で優しいメッセージを感じた。
感情世界の構成が素晴らしかった。私にはイマジナリーフレンドとの別れの場面が刺さった。成長するってそういうことなのね。ありがとう、ビンボーンTT
どんな感情にも意味がある
インサイドヘッド2公開に伴い、地上波で放映していたので見ました。
はじめはカナシミがライリーに悪影響を及ぼすと思っていたヨロコビでしたが、ビンボンの悲しみに寄り添うカナシミの姿や、悲しむことによって両親や仲間たちに助けられたことがライリーの「特別な思い出」になっていることに気付き、カナシミは単純に悲しませるだけでは無いと気付いた場面はグッときてしまいました。
ヨロコビとカナシミが司令部の窓に飛んできたけど中に入れない、どうしよう!となったところでイカリを激怒させて炎で窓を割るシーンはめちゃくちゃ笑いました。そんな助け方ある?あとはイマジナリー彼氏大量生産も良かったです。
ライリーはヨロコビが他の感情を指揮していましたが、ママはカナシミ、パパはイカリが中心となって感情をコントロールしているように見えました。成長する過程でどの感情が表に出やすいかあらわしてるのかな?
ヨロコビだけで作られていた特別な思い出が、ラストでは複数の感情が混ざった思い出に入れ替わっていて、ネガティブな感情でも特別な思い出になりうることや、ライリーの心が成長していることが垣間見えて泣いてしまいました。
カナシミは必要❗️
落ち込んでいるビンボンにカナシミが寄り添い共感するシーンがすごく良かった😭感動🥹
悲しみを知らないと他人に優しく寄り添ったり、共感する事は出来ない。
誰でも悲しい気持ちになるのは嫌だけど、生きていく上で必要な感情であり、悲しみがあるからこそ喜びもあるんだなって😆
そんな風に思えるとても素敵な作品でした😊
悪いマイナスな感情や、どんな感情も受け入れて生きていく
主人公ライリーは、家庭の事情によってミネソタから引っ越ししなければいけなかった。
大好きなホッケチームも、大好きな友達も、楽しかった思い出すら距離を置かなければならなかった。
そんな状況を抜け出そうと家出を決意するが、直前で思い止まる。
マイナスな出来事も、変わってしまった記憶や感情もまずは受け入れることで進んでいけると思った。
人って難しい
8月公開の続編に備えてシリーズ1作目を鑑賞。
楽しいこといっぱい、いつも笑顔で喜びに満ちた人生はとても素敵だと思う。
けれど一つ一つの記憶を思い返すと、最初っから最後までただ楽しいことばかりじゃない。
作中でもあったように怒り、悲しみ、不安を経験したからこそ得られる喜びもあったりする。
だから喜び以外の感情だって当然必要なわけだけど、そんな当たり前のことに中々気付けない。
序盤からライリーの感情を喜びでいっぱいにしてあげたくて奮闘するヨロコビに感情移入してしまうことが多々あった。
最後はヨロコビと同様に喜び以外の感情に対する重要性を再認識した。
そしてヨロコビの吹き替えを担当されたのが竹内結子さんだと知って驚いた。
上から目線のようになってしまうが、まるで本職の声優さんかと思うほど自然な感じだった。
ヨロコビはハキハキ早口でしゃべることが殆どだけれど聞き取りやすかった。
inside out
何故邦題をインサイド"ヘッド"にした。
頭の内側ってわかりやすいようだけどせっかく凝ったタイトルだったのに安直なタイトルになってしまった。
ピクサーの想像力には毎度驚かされる。
人格形成や記憶、不意に頭から離れなくなるCM、ボーッと他のこと考えてる時等、そうゆう表現で魅せる思考が面白すぎる。
この映画で起こる出来事がどれも誰もが一度は幼少期に経験したであろう事象なので共感しまくれるのもこの映画の良いところ。
1人でも多くの人に共感してほしいから、海外ではライリーの嫌いな食べ物はブロッコリーなのだが、日本ではピーマンというイメージが強い為、日本後吹替版では台詞と映像がピーマンに変更されているという手の込みよう。
最初はカナシミが引っ掻き回してライリーがどんどんマイナス思考になっていき結果家出までしてしまう。
ここから驚いたんだけど
ピンポンがロケットを捨てられた時に無理矢理楽しい気持ちにさせようとしたヨロコビより、悲しみに寄り添ってくれたカナシミの方がピンポンを元気つけられたところ。
そこから夢を使って起こす話の時、楽しい夢じゃ起きないけど、怖い夢なら起きる。
徐々に徐々にカナシミも必要であることがわかってくる。
極め付けは特別な喜びの思い出を巻き戻したら元は悲しい思い出だったこと。
一見すると悲しみは少ない方が良く、喜びが多い方が良さそうなのだが、悲しみがかるから喜びがあり、悲しんでるから周りの人が喜びを与えてくれるという正に表裏一体(原題:inside out)な関係ということを気づかせてくれる。負に思いがちな悲しみを肯定してくれるとても良いメッセージだと思う。
映画の初めはなんでもマイナス思考に考えるカナシミにイライラするように作られてるけど、中盤からは落ち込んでる時に無理に元気出させようとしてくるヨロコビへイライラするように作られてて観客にそうゆう風に感情的に思わせるのはめちゃくちゃ上手いなって思った。上手すぎる。
落ち込んでる時は元気に振る舞われるより悲しみを共感してくれる方が、思う存分悲しんだほうが乗り越えられるもんね。
ビンボンのラストシーンは悲しくていつも泣いてしまう。
子供のころに作った頭の中のキャラクターが記憶から消える間際に助けてくれるの、めちゃくちゃ良くない??
自分も昔作ったオリジナルキャラクターとかいたんだろうなとか思う。もう思い出せないけど。
ピクサーの中でもトップに食い込むくらいに好き。
異色だが面白い
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小さい女の子の脳の中の中心部、管理部には感情を司る面々がいた。
名もそのまま、喜び、悲しみ、イライラ、ビビり、怒り。
基本は女の子本人に任せながらも、時として感情を発生させる。
そんな折に女の子一家は引っ越し、環境に馴染めない。
しかも脳内でトラブルがあり、喜びと悲しみが遠くへ吹き飛ばされる。
その間女の子から笑顔が消え、一人で前の家に帰ろうとする。
喜びらは管理部へと戻るために脳内で様々な冒険ををしてようやく帰還。
悲しみのやることはろくなことがないと思っていた喜びだったが、
悲しみの共有は家族や仲間の絆を深くすることに気付いていた。
なのでまずは悲しみに任せる。すると女の子は家に帰って来た。
そして昔の家に戻りたいと家族と本音で話すことにより絆は深まり、
結局は新しい環境に馴染むことが出来たのだった。
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人間の感情って全部自分の中にあるとは思えないくらい、
複雑に絡まったり制御できなくなることがある。
だからこんな感じで多くの感情が個人として存在する表現って正しいのかも。
そして悲しみという一見不要な感情が実は重要な役割を果たす。
これについても納得かなあ、少なくとも他者の痛みを知ることが、
人に優しくできることでもあり、他者への愛とも言えると思う。
正の感情、負の感情、全てに意味があるのが人生なんだと思った。
ピクサーらしさが出ている
ハワイアン航空機内。
まさかの英語、字幕無し。
ですが充分楽しめました。
サッドネスかわいいなw
ピクサーは発想が素晴らしいです。
頭の中で感情達が大慌てしてると思ったら毎日楽しいですわ(^з^)-☆
joy sadness anger しかわからなくて、ムカムカとビビりは後から知りましたてへ。
ライリーが家出を留まりお家に帰って両親に泣きついたシーンは私も泣いてしまった。
詳しい会話がわからないから想像でだけど、多分今まででずっと我慢してたんだろうなと思うとつられてしまった(>_<)
日本語でまた見たい!
15.10.25
大人も子供も楽しめる傑作
頭の中で何が起こっているのかを、擬人化した個性的なキャラクターを使って描いている、笑いあり涙ありのアニメーション作品です。脳内のキャラクターたちの友情や喪失などをスペクタクルな冒険やアクションを交えて描いており、子供も大人も楽しめる作品です。
鑑賞していると、私自身が自分の気持ちをいつのまにか押さえつけていたことに気づき、鑑賞後は自分の気持ちをもっと大切にしようと思うようになりました。キャラクターたちやストーリーに励まされ、どこか気持ちが楽になったようにも思えます。さらに、作品内に登場する多様性豊かなキャラクターたちを通して、現実世界でも私たちは他者を押さえつけるのではなく理解し協調することが大切なのだと再認識させてくれます。個人的にはピクサー作品で一番好きかもしれないです。ライリーが年齢を重ねた続編も是非観てみたいと思います!
思い出と別れて大人になっていく
新しい場所に引っ越して、今までの友達や家と別れて環境がガラッと変わる。大人でも不安でいっぱいの出来事なのに、12歳のライリーはもちろん戸惑いこれまでの思い出や価値とお別れをしていく。
ヨロコビはこれまでの思い出や価値を離したくないために『大切な思い出』と一緒に司令部へ戻ろうとする。ヨロコビは忘れること、喪失体験はライリーに悲しみを与えると思う。
でも彼女が大人になるために、悲しみを乗り越えることはとても重要な意味を持っている。そのために悲しみを受け入れることが必要なプロセスであるとこの映画は表していると思う。
カナシミがビンボンに寄り添うシーンはじーんときた。
inside out
ピクサーの想像力には毎度驚かされる。
人格形成や記憶、不意に頭から離れなくなるCM等、そうゆう表現で魅せる思考が面白すぎる。
一見すると悲しみは少ない方が良く、喜びが多い方が良さそうなのだが、悲しみがかるから喜びがあり、悲しんでるから周りの人が喜びを与えてくれるという正に表裏一体(原題:inside out)な関係ということを気づかせてくれる。負に思いがちな悲しみを肯定してくれるとても良いメッセージだと思う。
ビンボンのラストシーンは悲しくていつも泣いてしまう。
子供のころに作った頭の中のキャラクターが記憶から消える間際に助けてくれるの、めちゃくちゃ良くない??
ピクサーの中でも上位に食い込むくらいに好き。
子供らしく→大人っぽい に成長する過程
もう子供ではないけど、大人でもない、中間の月齢の子の脳内を表現している作品。
ヨロコビが仕切り屋で暑苦しい。まるでイジメ首謀者。
ムカムカの立ち位置はイカリがいるからぶれてる。
カナシミは自分の行動の目的がなにかわからずに動いているので少し余計なこともしてしまう。
脳内の記憶の処理を説明するために、感情が探検する構成にし、探検の間その感情なしで司令塔がピンチに陥る状況が自然になるように、ライリー一家の引っ越しのタイミングを設定したのがとてもうまいなと思った。
でも、そういえば製作総指揮ジョン・ラセターって聞いて納得。トイストーリーも引っ越し設定だった。
ライリーの中でヨロコビだけが幅をきかせているのは、子供だからと言うよりも、ひとりっこで両親の意識が自分だけに集中していることもあり、本来の感情を抑えて、親が望む子供の姿らしく振舞うことを覚えてしまっているからではないか。
子供によっては、カナシミやイカリが脳内で実権を握っている子もいると思う。
全ての感情がバランスよく作用している子供は10歳では珍しく、でも皆それを学びゆく月齢。
思春期に差し掛かる中で、第2次反抗期がやってきて、ライリーの脳内が感情の機微に目を向けられるようになったり、親に遠慮せず感情表現をしたり、親から自立を試みていくようになる。
その過程で、子供の頃の妄想の友達ビンボンを忘れていったり、長期記憶に仕舞われる思い出や忘れる記憶が出てくる。
最終的に、ビンボンが身を呈して助けてくれてヨロコビは再び司令塔に戻れる。
そして、記憶の中にカナシミもあることで幸せが引き立ち、より一層喜びとして感じられることをヨロコビは学ぶ。
ちょうど、引っ越しのタイミングによる環境変化と、ライリーの生理学的な成長が重なった事で、脳内司令塔はパニックに陥りつつも、最終的に感情のバランスが他の子より取れて、心身が健全な成長を遂げた事がわかるのが良かった。
カナシミは記憶の処理のテキストをしっかり勉強していたけど、その声に耳を傾けないヨロコビ。
悲観的な時ほど備えとして積極的に学び、楽観的な時ほど注意深くなかったりするが、でもテキストを学ぶ役目はビビリがする方が良かったなと思った。
予想以上に面白い
暇だったのでなんとなく観たらすごく面白かったです。まさかボロ泣きするとは思わなかったので驚きました(笑)
誰かが死んだわけでもなく、大冒険に出てるわけでもなく(感情達にとっては冒険なのかな?)普通の女の子の微妙な心の動きという題材だけでここまでのストーリーを作ったのは本当にすごいと思います。
記憶と感情
これではまるで人間が、擬人化した感情に操られるロボットではないか、と思いましたが…、観ているうちに中々考え深いものがありました。
思春期、反抗期以上の世代向けですね。
潜在意識が邪魔者の牢獄という設定も面白いです。
夢はスタジオ製作だったり過去の記憶だったり。就寝中は感情の一人が当直(^^)。
母親や父親の頭の中のやり取りはすごく典型的で笑えました(^o^)。Rileyに話しかけられ、女の子に慣れてなく放心状態となる男の子も(^^)。
感情も年を重ね、感情の中でリーダー的存在がその人の性格を代表するとなると、Joy以外はあまり出て来て欲しくないことになりますが、Joyだけを見ていると完全に躁状態ですね。
個人的にはSadnessのぐったり感が可愛かったです。Joyに足を引きずられながら、Joyの足を引っ張るという(^^)。Sadnessは共感や、本来ならばFearの役割である慎重さや冷静さを兼ねていました。
"Crying helps me slow down and obsess over the weight of life's problems."
"I'm too sad to walk. Just give me a few... hours."
子どもと一緒にみたい
ピクサー作品にハズレなし、というのをまた更新した気がする。
頭の中にいろんな感情を表すキャラクターがいて
それがまたとてもいい味を出してる。ビジュアルもかわいい。
大ざっぱにいうと、カナシミは必要なのか?というのが
テーマの一つなのかな。
最後ヨロコビがカナシミの必要性を感じるシーンにぐっとくる。
私は思い出を忘れたくないたちなので
ビンボンの男前な行動のシーンにはうるっときました。
子どもがいる人に見てほしいなあと思える作品なような気がします。
感情の存在意義
「人は悲しみが多いほど人には優しくできるのだから」あの歌の歌詞を思い出す。人間の感情と脳の構造が視覚的にアニメ表現で描かれる。そして感情の役割と存在意義も示している。怒りやムカムカやビビりがあるから人間は現状を変えようとするし、悲しみの感情があるからこそ喜びを感じることができる。
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