インサイド・ヘッドのレビュー・感想・評価
全305件中、21~40件目を表示
イマジナリーフレンドは犠牲となったのだ
コントロール室に帰ってくる話
インサイド・ヘッド2が公開されるので予習として鑑賞
かなり面白いと噂で聞いていたけれど半信半疑だったのですが、予想以上に面白かった。
子ども向けと言うより大人や親が見て考えさせられたり感動するタイプの作品でしたね。
監督が自分の娘に観察して作ったらしいけれど、発想力が凄いし感情達の物語とライリー家族の物語がバランス絶妙でどっちのパートも興味深かった。
細田守監督も子どもや家族をテーマにしてる作品があるけれど、言っちゃ悪いがインサイドヘッドの方が何倍も深くて心に響いた。
説教臭いシーンも少ないし感情達の絆も家族の絆も強くなる理由や道筋がシンプルながらしっかり共感できたし、頑張れ!って応援したくなった。
細田監督の作品ってキャラクターが薄いのか物語が薄いのか、頑張れ!って応援したくなるほど魅力的に感じないんだよね。
私としてはカナシミが最初はかなり嫌いでマイナス思考だしオドオドしてるし、余計な事ばかっかりしててイラついて見てたけれど、鑑賞後が感情の中で一番好きになってました。
動きがいちいちかわいいし何だろうなんかめちゃくちゃナデナデしたい。
ヨロコビの前向きさやめげない強さもよかったしなによりライリーが大好きという「愛」が尊かったですね。
コントロールセンターにヨロコビとカナシミが不在になる→ライリーが引っ越しで不安定になる
ストーリが本当に上手だ、あんなに素直でやさいしライリーが感情制御できなくなる理由付けに完璧だし、思い出がその人を形作るのはなっとくです。
家族の島やおふざけの島、友達の島、アイディアの列車にイマジナリーフレンド。
大人だからこそイメージを具現化できるけれど、夢を全世界に売ってるピクサー発想力や考え方が本当に凄いと思った。
こんなの思いつくなって頭んなかどうなってんだ?
感情達が物凄く優秀なのか元気いっぱいのびのびやってるのか、製作者のコントロール室をついつい想像しちゃいました。
子どもの頃はヨロコビがコントロール室の中央にいるけれど、大人の両親はカナシミやムカムカがコントロール室の中央にいたりで、なんだか自分も今はどの勘定がコントロールパネルいじってるんだろうとか考えてしまった。
できることならヨロコビが行動原理で生きていければいいな。
これからは悩んだり嫌な気持ちなった時は感情達の事を考えて、今の自分の状況を少しは分析できるようになりたい。
------------------------------------------------------------------------
劇中セリフより
「触らないで、あなたが触ると悲しい思い出になっちゃう」
ヨロコビの思い出が多い方だけじゃ気づけない事もある。
カナシミもムカムカもビビりもイライラも全部大事で全ての思い出が人格形成に必要で成長へと繋がるんですね。
私の頭の中の感情達も見守ったり心配したり一喜一憂しながら操作したりしてるのかな?
喜怒哀楽‼️
人間が生活していく上での様々な感情の揺れを描いたピクサー・アニメ‼️これだけ聞くと人間ドラマのように思えるのですが、そこはピクサー‼️主人公の感情の世界を創出し、ヨロコビ、カナシミ、ビビリ、ムカムカ、イカリという感情キャラを創出‼️そのテーマパークのような感情の世界のデザインも素晴らしい‼️今までの様々な感情や思い出をゴールドのボウリングボールで保存し、ヒロインの思い出をおふざけ、友情、ホッケー、家族などに区分けし、島が作られるというアイデアもピクサーらしい‼️ヨロコビ、カナシミがヒロインのために奔走する姿がアクションたっぷりに描かれ、人間性を形成する上で、感情がいかに大切かをエモーショナルに描いた名作ですね‼️
2のために再視聴。評価変わらず
公開当時に映画館で観ましたが、今年2がやるのでディズニー+で2回目の視聴。
ディズニー映画は何度か見返すタイプですが、中盤の中弛みと、物語にイライラした記憶があって公開以来観てませんでした。
再度観た感想はたいして変わらず。大人になっても別の見方ができるかと期待しましたが、やっぱり中弛みとイライラが気になる。夫も何度か寝落ちしてました。
特に最近はテンポの良い映像作品に慣れているので、余計に展開の遅さや一難去ってまた一難ある展開がもどかしく感じます。
それでも映像の美しさ、人間の感情を一つの世界のように表現する発想は素晴らしく、ライリーの心の動きに共感できる部分も多かったです。
嬉しい思い出もきっかけは悲しいことだったり、人間って難しくて面白いなと再認識しました。
また、各キャラクターに対しての感情は
私→カナシミにイライラする。ヨロコビに共感
夫→ヨロコビにイライラする。カナシミに共感
という感じで、ここに性格が出るのは面白いと思いました。
黄色いヨロコビと、青と丸い眼鏡のカナシミが主軸の物語
日本語吹き替え版で視聴。
竹内結子さん、大竹しのぶさん、佐藤二朗さんの3人の素敵な声を堪能。
斬新な設定で、人間の感情(ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ)がキャラクターになっている。
スクラップ アンド ビルドでラストも最高。
悲しみの先
喜びに満ちていたはずのライリーも徐々に悲しい出来事が起こっていく、2とは違い反抗期が題材で自分でも分からないうちに悲しみが思い出を一つの色に染めていってしまうというマイナスな部分を成長物語としている。また、脳内での感情の葛藤を具現化するアイデアがストーリー展開に生かされていた。
「これまだ必要?"ピアノ教室の記憶"」 「ネコふんじゃったとエリー...
「これまだ必要?"ピアノ教室の記憶"」
「ネコふんじゃったとエリーゼの為にだけ残しといて、あと全部捨て」
最高(大笑)。うわぁ、原語版だと何て言ってたんだろう!?
私には一日の中で2回、昔あった厭なことを思い出してイライラするタイムがある。
友達に聞くと何人かは共感してくれるのだが、
たぶんアイツらの定時業務だな、と考えて苦笑するようになったw。
知り合いに、怒りたくて事実を好き勝手に組み合わせる人がいる。
感情列車(Train of thought)の具合が悪いんだろうなと思って、機嫌悪い時は離れるようにしているw。
ビビリの「ふぅ、今日も死ななかった」にめっちゃ共感。あるある、そう考える時w。
悲しみを相手と共有することで歓びが生まれる。映像で見せられるとしっくり肌に馴染む。
他でつらいことがあるから心許せる友達が尊く感じるし、恐怖体験があるからひとにやさしくできる。
そういう道徳心を、説教ゼロで育んでくれる映画かもしれないわ。
ヨロコビとカナシミの指令室への戻り方が、ただのドタバタに感じられてしまったのが残念で、その気持ちぶんマイナス0.2。
警報!女の子、女の子、女の子、女の子www
発想が面白い
何回も観ているが、毎回発想が面白いなーと思う。感情がそれぞれ頭の中で生きていて独立して動いているなんてなかなか発想できない。
『人間幸せな気持ちだけでは生きていけない。色んな感情があってこそ幸せが生まれる』というのを分かりやすくした映画かなーと思った。
ビンボンの最後がとても切なかったのと、喜びとかなしみがたまにウザかったので、4.5で。
(n)回目シリーズ なんか謎に見たあと体力奪われる作品。 あれって...
(n)回目シリーズ
なんか謎に見たあと体力奪われる作品。
あれって感情が先か、ライリーが先かによると思うけど
ライリーが振り回されすぎて不憫なんだよね…
そして”悲しみ”もいたたまれないし、”喜び”がポジティブ陽キャ過ぎて学生時代思い出すからしんどい(笑)
私の脳みそがこんな風にファンタジーランドならいいなあって思いたい反面、自分の感情を頭の中のもう一人の私のせいにしたくない気持ちもあるよね。
一番好きなのはネコや犬のインサイドのシーンです。
”ムカムカ”が有能で好き。
トリプルデント~♪
子供から大人へ、"多感な時期映画"の大傑作!
体の成長と共に、"多"くの"感"情も子供から大人へと変化してゆく不安定な"時期"、それが多感な時期。
年齢でいえば10~15歳ぐらいでしょうか?、主人公がこのあたりの年齢の傑作は多いですよね。
代表的な作品だと、洋画は「スタンド・バイ・ミー」、邦画は「エヴァンゲリオン」。
両作共に多感な時期の登場人物が喜怒哀楽、感情剥き出しになるシーンが印象的です。
特に「スタンド~」は…
優秀な兄と比べられ
学校の先生に裏切られ
尊敬する父を馬鹿にされ
汽車に追いかけられ
と、主人公含む仲間全員それぞれの理由で"泣くシーン"がとても印象的です。
本作は、まさにそんな
多感な時期には泣く事も必要
というメッセージを、あの手この手の映画的手法を屈指して全編に渡り語った大傑作!!
ピクサーもディズニーも、CGアニメはあまり好きでは無いのですが、本作品は大好きなんです~
大切な事を教えてくれる
楽しい友達、ビンボン♪ビンボン♪
日本語吹き替えは、佐藤二郎さんだったんですね
大人になると少しずつ忘れる幼少期の思い出、私にもビンボンみたいな存在は居たのかな?
姪っ子にインサイド・ヘッド好きだよって言ったら、え〜。だって。
大人の方が考えさせられる映画なのかな?
悲しみの肯定
11才の少女ライリーの頭の中の“5つの感情たち”─ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミ。遠い街への引っ越しをきっかけに不安定になったライリーの心の中で、ヨロコビとカナシミは迷子になってしまう。ライリーはこのまま感情を失い、心が壊れてしまうのか? というストーリー。
まず、この設定が秀逸。感情と思い出は密接に結びついており、それぞれに人格があることで一人の人間を動かしている。
ピクサーらしく泣かせポイント感動ポイントをしっかり抑えている。
カナシミに対してのイライラも解消されるようにしっかり作られている…と個人的には思う。
ただ精神世界が舞台となる訳だが、つまりこれはどういう心の作用か?ということを考え出すとピンとこない部分もちょこちょこあった。
基本的には子供向けなのでそこまで考える必要はない気もするが、大人が観たときに微妙に腑に落ちきらないところはある。
人間の頭の中をにぎやかに擬人化
2015年。ディズニー&ピクサー製作。
ライリーと言う名の少女の脳内には、
ヨロコビ(黄色)
カナシミ(青)
イカリ(赤)
ムカムカ(緑)
ビビリ(紫)
と言う感情が生まれてそだっている。
それらは「司令部」でライリーを幸せにするために日々頑張っているのだ。
ライリーに出来た「思い出」は黄色、青、赤、緑、紫の5色に色分けされた「思い出ボール」になります。
脳内司令部が主役の映画です。
一番の重要は「ヨロコビ」次が「カナシミ」
寒冷地のミネソタで育ち、なによりホッケー好きな11歳の少女・ライリー。
パパの仕事の都合でサンフランシスコに越してきます。
そこからアクシデントが次々と起こり、ライリーは無邪気さを失ってしまう。
心配した「脳内感情のリーダー、ヨロコビ」は、ライリーの幸せを取り戻すために命懸けの冒険の旅に出ます(つまり、脳内から、飛び出しちゃうんですよ!!)
何より重要なパーツは、
《思い出・・・》でした。
楽しかった記憶、悲しかった記憶、悔しかった記憶、
《それらは丸いキラキラな思い出ボールにしまわれている》
人生の成長・・・ヨロコビだけでは人生は成り立たない。
カナシミもムカムカもイカリも人生を構成する重要なパーツ。
この4つがあってこそのヨロコビ、だったのですね。
幸せだけを求めても、人生は深まらない。
と共に、大きくなって忘れてしまった日々の記憶が懐かしく愛おしく思えました。
ラストはじんわりときた。 大人への一歩。楽しいことだけではなくて、...
ラストはじんわりときた。
大人への一歩。楽しいことだけではなくて、悲しいことを受け止め、乗り越えて大人になっていくのだなぁって思った。どんな感情も人間を成長させてくれるのですね。
そして、家族で悲しみを受け止めてあげる。受け止めてもらえて、安心できる。すごく大事だなぁって思った。
それぞれの感情と関わりをよく描けていると思う。終盤につれてその良さがどんどん出てきた。
大人が観ても、いろいろ気づける良い作品でした。
いい映画。とっても面白い。
よくできている。
人の成長、感情の仕組みをうまく面白く作られていて、今まで見てきたアニメの中で1番と言っていいほど観たあと幸福感に包まれた。
楽しいと言う感情だけが大事ではない、
自分達の記憶には、確かに悲しいけど良かった思い出というのがたくさんある。
主人公の脳内を反抗期などを、うまく表されていてとても感動した。
これは誰かにオススメしたい…!!
未知の世界
足の裏が痒いのも、お腹が減ったと感じるのも全部脳がやっていて、自分の様々な感情もみんな脳の中でこんな風に作られているという着眼点の面白さが楽しめました。映像のユニークさもピクサーならではでしたが、主人公の成長物語はとてもシンプルな印象でした。
脳内劇団のはじまり、はじまり
どこかの小劇団が、学校の講堂とかでやっていた「体のしくみ」みたいなものを、ものすごく大掛かりに見せられている印象を受けました。
連休で、夏休みスタートだったこともあって、子供連れのお客さんが多かったのですが、ちょっと子供には難解だったかな。
最後にちょっとホロッと来ますが、演出のうまさで泣かされているだけで、私の中の脳内劇団が感動したわけではなさそうです。
将来的には、インサイドヘッドあるあるが当たり前になって、「私、カナシミがいなくなってるからさ、頭ん中で」とか、そんな会話が交わされるのかな。
多くの人が指摘していますが、冒頭に、正直どうでもいい日本語版オリジナルテーマソングと、短編映画が挟まってきますが、私はまあ許せました。(^ω^)
2015.7.19
人は感情で動く生き物
人は感情で動く生き物である。
逆に言えば、感情がなければ動けない。
誰の中にも、リーダーとなる感情がいる。
誰がリーダーでもいい。それは個性だから。
そしてその脳内のチームのバランスこそが
その人をその人たらしてめている本質と言える。
人間は、たくさんの感情同士がチームで協力しあって、
その時その場所での最善の感情を選択しようとするのだと思う。
最善の感情を目の前の人と共有しあえた時、
それは重要な想い出となるし、
必要な感情を選び損なった時、
記憶のゴミとなるか、
不適応を起こし、病気にさえなってしまうのかもしれない。
感情を伴う重要な意味のある想い出は、
特別な思い出として収納される。
そして、それが性格という島を形作る。
おふざけの島、どんな思い出が必要なんだろう。作りたい。
日本語吹き替えの声優がすごく良くて、
誰だったんだろうと思ってエンドロールを見ていたら、
その声優を知って心がいたむ。
ヨロコビが、間違えて記憶のごみ箱に迷い込んでしまったんだろうか。
もっとも恐ろしいことは、悲しみでも怒りでも恐れでも嫌悪感でもない。
感情をなくしてしまうことなのかもしれない。
色とりどりの感情の玉をいっぱい作って、眠りにつきたい。
そしたら、どんな夢が見れるかな。
全305件中、21~40件目を表示