「思い出と別れて大人になっていく」インサイド・ヘッド やまもとさんの映画レビュー(感想・評価)
思い出と別れて大人になっていく
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新しい場所に引っ越して、今までの友達や家と別れて環境がガラッと変わる。大人でも不安でいっぱいの出来事なのに、12歳のライリーはもちろん戸惑いこれまでの思い出や価値とお別れをしていく。
ヨロコビはこれまでの思い出や価値を離したくないために『大切な思い出』と一緒に司令部へ戻ろうとする。ヨロコビは忘れること、喪失体験はライリーに悲しみを与えると思う。
でも彼女が大人になるために、悲しみを乗り越えることはとても重要な意味を持っている。そのために悲しみを受け入れることが必要なプロセスであるとこの映画は表していると思う。
カナシミがビンボンに寄り添うシーンはじーんときた。
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