「確かに感動する、素晴らしい映画ではあるのですが…。」7番房の奇跡 ソニKさんの映画レビュー(感想・評価)
確かに感動する、素晴らしい映画ではあるのですが…。
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泣こうと思えば泣ける映画です。ラスト空を見上げて父を思い出すシーンは涙もの。父の死を無駄にしないためにも、必死になって弁論し、無罪を勝ち取る。そんなシーンを見て、感動しない人はいないと思います。
しかし、です。それまでのプロセスにリアリティが欠如しているため、その感動に力強さというか、実体は感じられませんでした。現実感のない「起」「承」「転」の上に積み重ねられた「結」であるがために、鳥肌が立つような感動は、なし。やはり、リアリティの上で感動は成り立つべきだと思います。それを身に染みて感じた映画でした。
※リアリティあれば、4点以上。
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