「爽やかな青春の群像劇。」大人ドロップ たくっちさんの映画レビュー(感想・評価)
爽やかな青春の群像劇。
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今日ようやく鑑賞。
思い出し笑いの絶えない作品でした。
青春時代は
ぶつかって頭打ったり
凹んで落ち込んだり
時には突っ走ってみたり
くよくよして悩んだり
そういうのを繰り返して、僕等は成長して、
ひとつずつ大人になっていく。
そういうひと夏の事象を余すことなく描いた
青春の群像劇あるあるですが、
「さぁここで泣けよお前ら」とばかりの様な
演出はなく淡々とクライマックスも進みます。
TVのようにあからさまな山場を持ってきたりしない分、好感が持てます。
前野朋哉さん演じるハジメは最初ウザく見えたのに
終盤の描写で頼れる友になっていたのは何か反則(いい意味で)。
成長したって事だよね。ハジメ△。
また、ハジメを除く3人には何れも涙を見せるシーンが用意されているのですが
このシーンが三者三様でとても素晴らしかった、と思います。
個人的には、ハル>由>杏、の順番ですね。
至らない点は少し。
やや少しタイムスリップが唐突に入るのと
田の真ん中であのシーンの描写は駄目だろうという点で、少し減点。
作品の評価テンプレートのなかで
もし印象に「甘酸っぱい」という項目があれば
10人中9.5人は選ぶでしょう。
それくらいに爽やかな作品でした。
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