「無茶なキャスティングの割の爽快感」大人ドロップ オレさんの映画レビュー(感想・評価)
無茶なキャスティングの割の爽快感
高校生の男女4人組の一夏を描いたどこにでもあるように見えるが故にとてつもなく愛おしく身近に感じてしまう青春映画。
主要キャスト4人とも高校生の年頃はおろか10代ですらない(橋本愛は当時ギリ10代?)無茶キャスティングの割には違和感の無さと愛しさと切なさとこ(kyをを覗かせる裏山作品。
2017年公開のPARKSを観たことですっかり普通の女の子を演じる橋本愛にハマってしまったことにより鑑賞笑。
小学生の時の思い出補正も相まって杏こと橋本愛に想いを寄せつつも、春こと小林涼子のアプローチに気付かないニブチンな由を池松壮亮がごく自然に演じる笑。
終始コメディアン役なポジションでドタバタしつつも良い味を出すハジメこと前野朋哉(当時30歳の1番無茶キャスティング笑)とともに4人で海に出かけようとする話から、由と杏のすれ違いと別れ、衝動で杏に会いに行く由とハジメの青臭さ(忘れられない夏にしよーぜ!笑)、そして突然の春エンドの上に、ラストに当時の自分たちの痛さを嘆く現代の由と杏など全体的に愛おしい笑。
しかし町のお姉さん的な存在リリーさんこと美波に押し倒される件の由はゆるせん!
羨ましいぞちくしょう!しかもどこでやってるんだ!けしらかん!!笑
杏の初恋の人が実は由だったとか、素直になれなかった由が杏に対して綺麗になったと正直に言う辺りとかすごくニヤニヤさせる2時間弱を見せたラストに、大人になった由と杏が再会し、当時のお互いの痛さを嘆き合って近況報告する感じが妙にリアルで今までの感情をバッサリぶった切る展開で思わず笑った笑。
あの頃に戻りたいとは思わない。
そんなセリフも妙に刺さる作品。
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