「ギトク流皮肉」レッド・ファミリー ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
ギトク流皮肉
人なんて、一歩踏み入ると全く分からない。家族なんて、所詮は他人の集まり。全世界に共通の家族という共同体へのアイロニーを、北と南を使って上手く表現していました。これ、作品の本質は南北ではありませんよね。
人間の絆が深まるのは決して幸せな時ではなく、命の危険が迫った不幸な時である。恐ろしい真実をメロドラマ仕立てに皮肉たっぷりに描いています。
ギトクの晩年はセクハラ訴訟などがあり、イメージダウンをしましたが、まさかCOVIDで亡くなるなんて。ギトクらしいドラマチックな最期と言うのでしょうか。合掌。
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