「コミカルさは皆無。最恐最悪の怪物復活!!」キョンシー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
コミカルさは皆無。最恐最悪の怪物復活!!
【賛否両論チェック】
賛:〝死”に瀕した人間の哀しみや苦しみが、ホラーの中に克明に描かれる。驚かせるシーンが少ないので、ホラーが苦手でもまあ観られそう。
否:ツッコミどころは満載で、終わり方も好みが分かれそう。グロシーンも多数あり。
雰囲気はかなり怖い感じのホラーですが、急に驚かせたりするようなシーンは少ないので、ホラーが苦手な人でも観られないことはなさそうです。ただ、体を貫かれたり手がもがれたりと、グロシーンはメッチャ多いので、ご注意下さい。
ストーリーそのものは好みが分かれるというか、ツッコミどころを挙げればキリがない感じです(笑)。全てを失った主人公が、1組の親子との束の間の触れ合いを通して、自分の死に場所を見出していく様子が、ホラー独特の雰囲気の中で描かれていきます。また。愛する者を失った悲しみから、超えてはならない一線を越えてしまう老婆や、理不尽な死に囚われ、亡霊となって彷徨う双子の悲劇も、ホラーの中にしっかりと描写されています。
終わり方はかなり賛否両論あるかとは思いますが、往年の名作のリメイクを、是非ご覧になってみて下さい。
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