「出逢いと別離は、熱いブルーの色。」アデル、ブルーは熱い色 ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
出逢いと別離は、熱いブルーの色。
さしたる疑問も挟まず、何となくありきたりで、普通の生活を営みながら、でも、「これ」じゃないんじゃないか、とぼんやり思う。
月並みを望みながら、何処かで強い変化を待っている。
安定を願いながら、時には激しく揺さぶられたい自分も居る。
平安を欲しながら、何故か自滅を選択している。
笑っていたいのに、いつも無意味に泣いている。
本当は満たされたいのに、どこまで行っても満たされない。どっちを選んでも泣いている。どっちを選んでも情緒不安定。
誰が悪い訳じゃない。誰かが間違ってる訳でもない。
これが人生。
彼女の歩んだ数年間。アデルの生きた人生の軌跡。
出逢いと別れは、いつも熱いブルーの色。
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