「さすがパルムドール」アデル、ブルーは熱い色 ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
さすがパルムドール
というべきものでした。なんといっても主人公アデルのあの生々しい感情を生み出して、捉えてて、3時間に渡って興味を持続させてることがすごい。だって描かれてる事自体は女同士というのを除くと大したことない普通の出来事だから。
裸は確かにいっぱいでてくるけど、それよりも冒頭から終わりまで俳優(主にアデル)をメンタル的に裸になれてる、させてる演出は、やっぱり素晴らしいと思った。加えて、確かにセックスシーンというスペクタクルというか見世物はあるけど、最後のカフェでの生々しいやりとりをみれば、それは重要なモチーフだとわかる。見世物で3時間やってるわけでもない。
観ながら、やはりロメールとユスターシュの国だなということを再認識した。
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