ゲノムハザード ある天才科学者の5日間のレビュー・感想・評価
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難しいのが難点のど飴
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主人公の西島は自分をイラストレータだと思っていた。
ある日帰宅したら妻の死体があり、しかしそこに妻から電話が。
そして怪しい2人に拉致られそうになり、死体が消え、謎だらけ。
西島は実は天才科学者で、アルツの薬の開発をやっていた。
そして健常な頃の記憶をウィルスごと取り出しておき、
それをボケた後に注射して戻すという方法を編み出したのだった。
ある日、研究所の所長が交通事故で人をひいてしまった。
そして被害者からウィルスを取り出して殺害、感づいた西島に移植した。
こうして西島は記憶を他人のものにすり変えられていたのだった。
西島は実は韓国人で、韓国人の女性記者に色々助けられ、
最終的に上記の事実を暴き出すが、結局全ての記憶を失ってしまう。
記憶がないことを偶然か知らんけど上記記者に相談し、
記者は初対面として西島と再会。
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まあまあ面白いが、話が難しくてよく分からんところが多かった。
あと途中に韓国語をやたらと挟んで来るところが面倒くさい(場)
韓国人で松重豊にそっくりな人が出てた(場)
嘘っぽくて話にならない
宿主を操る未知の寄生生物のSFはたくさんあるが、他人の記憶を上書きするウィルスと言う設定は新感覚、ただ医学で説明するには常識を逸脱しすぎているので物語自体が嘘っぽくて話にならない。研究所にしてもバイオセーフティレベルを満たしていないでしょ。
天才とかウィルスを持ち出せば無理も通るとか、専門用語を散りばめればそれっぽいとか発想が安易すぎる、その上、登場人物全てに裏があり、多用されるフラッシュバックや辻褄の合わないシーケンスなど映像表現でも混乱に拍車を掛けている。どうも突飛で難解なほど上質なサスペンスと言いたいようだが願い下げです。
泣いたり喚いたりの感情表現が極端すぎるのも韓国風の演出でしょう、これでは西島さんの良いところを消してしまいますね。
西島秀俊はモテすぎ
MOZUの主役二人が共演。美由紀という妻がいったいどうなってるのか?という展開だが、警察と名乗る男たちがオ・ジヌという名前を口にして、彼を拉致していく中で、サブタイトルをも加味すると読めてくる。デザイン会社で働くが、実は天才科学者である石神の記憶は徐々に科学者ぶりを発揮してゆく中で、彼と出会って行動を共にするカン・ジウォン記者(ヒョジン)が秘密を探っていくストーリーだ。
アルツハイマー治療薬開発をめぐり、陰謀もうずまくのであるが、その認知症については軽々しく扱いすぎている。二重人格の映画は様々あれど、この作品においては治療薬によって他人の記憶を人工的に埋められたものであるという違いによって差別化はできるが、最終的には愛を描いている・・・それも最初に結婚していた在日のハン・ユリ(中村ゆり)、佐藤博士(伊武雅刀)によって偽装結婚させられた美由紀(真木)、最後には石神としての記憶を一切なくした上に5日間の記憶も無くした彼がジウォンと再会して3回目の恋愛と続くエンディング。相変わらずのモテモテぶりを発揮する西島だった・・・。
原作の強み。
サントリーミステリー大賞・読者賞に輝いた原作を知らず、
原作者が日本人なのも、日本が舞台だということも知らず、
冒頭からこれは韓国映画なんだと思い込んでしまった。
どうして日韓合作映画になったのかは知らないが、
韓国人監督が描いているこの世界観は韓国映画そのもの。
なので西島くんが出ていても、ものすごい違和感が漂う。
あれ、ここは日本の設定だよね?と思うことがしばしば。
演出そのものが韓国系なので、普通の日本人はそんなこと
しないぜ!とか、そうは言わないだろ!がテンコ盛り^^;
何だか変なのを観ちゃったなー、なんて思って観続けたが…
原作の強みはそのストーリー性。
さすが読者賞をとっただけあって奥が深く、謎が解明されて
万万歳というラストでもない。
おかしな演出にどうしよう~と思っていた自分も、中盤から
以降は話にグイグイ惹き込まれていく。
そもそも石神武人って誰なの?彼は本当はオ・ジヌ?という
ネタバレがあらすじに記載されている通り、本来ならそれが
エンディングにでもなり得そうなネタが問題の起発点となり、
記憶の混濁が自身と他人の生活を行ったり来たりするという
新たな展開を見せていく。何が本当でどこが誰の記憶?かが
主人公同様に分からなくなり、そもそもの殺人事件はどうして
起こされたのか、その真実に驚愕する。
怖いというより、何ともいえない切なさが漂ってくる展開に
エ、こういう話だったんだ…が観る者に迫ってくる。
おそらく小説で読んだら面白いだろうな、がその場で浮かぶ。
ラストを観終えた後、冒頭に戻ってその真偽を確かめたくなる
というリピート力も健在。
西島くん以外は勿体ない使い方をされている日本人キャスト。
真木よう子なんて、あれだけ??というのに驚いた。
そういうところが韓国映画なんだ、と思わせる大部分となる。
アクションと演出に於いては、これでもか!とかなりしつこい。
これ、日本人監督で作られたら傑作になったかもしれないな…
そう思うと非常に勿体ない作品。
(西島くんの韓国語はどうだったんでしょ?彼は頑張ってます)
面白い
西島さんがかっこ良かった。
ストーリーも繋がったので、よかったけど、ちょっと都合がよい感じもしました。
最後は、なんで生きてたのか私にはわかりませんでした。
石神の記憶は死んで、オ•ジヌに戻ったってことなんですかね?
西島さんがかっこよかったのでおまけで4.5!
自分が自分である、とは何なのか?
好き嫌いが分かれているみたいだが、私は素直に面白かった。
基本的にこの映画の構造は、
[What どんなことが起きていそうか]
については、冒頭の20分くらいで分かってしまう。主人公が、どうやら2人の人格の記憶を持っていて、それが遺伝子やウイルスに関係していそうだ、と。
その後、ストーリーが進むにつれて、
[Why なぜ彼がそんな風になったのか]
[How どういう仕組みなのか]
が解明されていく。
なので、解明過程を楽しめる人には良いが、オチが分かるからと矛盾を指摘するタイプの人には向かない映画ではないか。
どうしても創作的な要素があるので、細かい設定を見て行くと、都合が良すぎたり、会話の言語に違和感を感じる部分はあるが、骨となるいわゆるウイルスの構造については、非常に面白い設定だと思ったし、近未来的な要素を含んでいると思う。
この映画をみて感じたことは、「自分が自分であるとは、どういうことか?」ということ。人は他人の記憶を持てば、自分ではなくなるのか?
この点に対して深い示唆をしている作品ではなかったけれど、器(体)、記憶以外に、自分だと言えるものはどこから生まれているんだろうなあ、なんて考えてしまった。
西島秀俊さんは相変わらず好演だったし、映画館で観て私は良かったと思う。
ストレスのたまる映画
非常にストレスのたまる映画でした。
荒唐無稽なお話にリアリティを持たせるのが下手という印象。
登場人物の行動が分かりにくい
過剰な演技と演出(例:伊武雅刀の腰が抜けた時の顔)
逃走後やたらと運良く再会できる等。
真木よう子が語る「実はこういう事でした」が酷い。
伏線の張り方がぼんやりとしているので、なんでもあり状態。
あげく「あなたの事を本当に愛してしまった」とかバカバカしくて……単なる二股。
見ようによっては重度の虚言癖。
予告編を観て期待していたので残念。
面白くなる可能性はすごくあったはず。
西島さん自身アクションをやりたかったとの事なので
次回作は筋肉とアクションシーンが特盛りでお願いします。
きれいにまとまってはいる。
記憶という点でのトリックは面白かったです。
見ながら、自分自身でも今までの出来事を反芻しないと展開についていけませんでした。
話としてはきれいにまとまってはいると思いましたが、まとまりすぎていて心情に深く入れず、あれやこれやと過ぎてしまいました。
なかなか西島さんのサービスショットがあるなと思いました。笑
果たして韓国という場面が必要であったのか、その他にも細かいところを気にしてしまうとキリがないのですが、題名の通り主人公の5日間だけを考えてしまえば、そこまで気になりません。ホラー映画のような演出もあり、アクションやサスペンスにドキドキハラハラさせられました。
ツッコミ満載。
前評判がよかったし、なにせ西島秀俊が主役なので
これはたいそう面白いだろうと初日に映画館へ。
まず、冒頭から…あれ…西島秀俊がかっこ悪い。
カット割りが多く、映像の撮り方がこの監督、
お世辞出来ないくらい下手だなぁ…。
展開もコテコテの昭和で、古い。
伊武雅刀は使わない方がよかったのでは?
あれじゃ、明らかにこの人ですと最初からオチを言うようなもの。
それぞれの役者が相手国の言語を流暢に話す姿は
とても勉強したのであろう、気持ちがよかった。
俳優陣が伊武雅刀抜きで良かっただけに
監督の采配不足が感じられる。
あの、西島秀俊が記憶をたよりに窓に数式を書くシーン。
あれ、西島秀俊がほわーんと合成で出てくるけど、あれはひどい!!
真木よう子もあれじゃいらない。
これなら、「ある会社員」のようにコアで独特の世界観で
アクションバリバリのほうがよっぽどいい。
中途半端なサスペンスとなってしまった。
ゲノムという難しい世界を扱いつつ、
しかしそれが撮り方のせいで安っぽく見えてしまうから
まぁ、もっと残念に。
全体に安っぽいのです。
はーー、期待してたのに。
久しぶりに酷評してしまった。。。
期待してただけなのと、
西島秀俊が次の映画で当たりますようにと思いを込めて。
☆低めの2.5で。
意外に良い。結構スリリング。
この手の作品は、荒唐無稽な話の場合が多いんですが、これはそうでもありません。ちょっと導入部分が判りにくいですが、一度話に入ってしまえば、中々スリリングな展開にびっくりさせられます。逆に言えば、そこをもう少し丁寧に作って欲しかった気もします。
でも、後から冷静になって考えてみると、自分が自分でないというのは、ジェイソン・ボーンシリーズに合い通じるものがありますね。ボーンシリーズでは、自分の知らないうちに、圧倒的な攻撃力をボーンは発揮してしまうわけですが、この作品では、自分の知らないうちに、科学的知識を石神は発揮してしまいます。そう言う意味では、ボーンシリーズに近いかもしれませんね。
キム・ヒョジュンが演じているカン・ジウォンは、TV局の記者の筈なんですが、一瞬、石神の周辺を探る探偵に対して警察権を行使するみたいな雰囲気を出していたのは?外国の報道機関員の場合、情報機関員のカバーであることがよくあるんですが、そういう事?でも、外国機関は日本国内では権力行使はできないので、越権というか、内政干渉というか、微妙な問題を孕みますがね。
でもこの作品は、何と言っても、主人公を演じた西島秀俊に尽きますね。良いです!中々カッコイイです。
あと、ラストは、やっぱりああ言う描き方が良いんですかね。
西島さん好演!!サスペンス好きにはおススメです
普段、あまりサスペンス映画を見ないので、脳内がピキピキ☆鍛えられました(>_<)それほど、ストーリーが複雑で、私が主人公の役だったら、台本読むだけで、パニックでしょうね。西島秀俊さんが好きで、なかなかアクションを含んだサスペンスは面白そうだったのでたっぷり堪能しちゃいました。キム・ヒョジンさんも相方役で頑張っていました。最近、日韓合同作品も増えてきているので、こうしていい作品を国を越えて作るって心意気が個人的に好感が持てます。役者さんたちも、もはや韓国語・日本語・台詞でミックスされてくるから勉強必須ですね。後半の西島さんはすっかり韓国語がスラスラと上手かったんです。感心しました(*^。^*)原作は読んでなかったので、これから読みます。私の感覚だと、かなり複雑で劇中も「あれ?これは・・・どんなつながりだったっけ?」って混乱。最後まで謎解き全開で挑んでくださいね。個人的には、オ・ジヌの妻は可哀そうでした。なんで殺されちゃったの~?って彼女の生前の行動が実に切なくてキュンとなりました。でも、1番可哀そうなのは、いったい・・・誰なんだろうか~見る人によっていろんな意見がでそうな作品です。またDVDで見てしまうかも。1度見では物足りない・・・感じ。発売を期待してます。
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