「フィクションに留まらない、これがアメリカの暗黒部。」プリズナーズ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
フィクションに留まらない、これがアメリカの暗黒部。
【賛否両論チェック】
賛:幸せな家族に突如として訪れる惨劇を、刻々と表現。追い込まれ、暴走する父親の姿をヒュー・ジャックマンが見事に演じている。上映時間は2時間半あるが、それを感じさせないスリリングな展開。
否:主人公の行動は、日本人の倫理観からすると賛否両論ありそうなところ。グロシーンも多数あり。
娘を愛するあまりに、一線を踏み越えてしまった父親。その姿は、日本人の倫理観からすると、やや感情移入しがたいところではあるかもしれません。それでも、家族を助けようと必死になる姿は、観ていて胸に迫るものがあります。終わり方も好みが分かれそうな感じではありましたが、個人的には結構好きです(笑)。
グロシーンも多数ありますのでご注意を。2時間半という長さを感じさせないようなハラハラドキドキの展開の連続に、思わずハマること請け合いです。
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