「久々にいい映画でした」プリズナーズ asaさんの映画レビュー(感想・評価)
久々にいい映画でした
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久々にいい映画だったなと感じました。
脚本もいいですが、所々に小物や伏線に物語調の美しさを感じたように思います。
2回位見たはずなのに最後の最後までどうなるんだっけとなり、そこが良かったですね。
ヒュー・ジャックマンはやっぱり怒れる闘神のキャラがあってますね。あと、アレックスも迷路好きの少年もキャラがっ際立っていてよかったのではないでしょうか。
と、以上は客観的なお話。
感情移入してみて思ったのは、
とりあえず、お前は「善人ではないだろ?」ということである。
善人はいつも神に助けを乞う。「夫は娘を救うために26年前に誘拐された少年を熱湯地獄においやり、顔もそりゃおまんじゅうのように殴ってあげたわ。犯人だもの」という論理展開に、おいおい、やっぱ普通の人間が一番怖いじゃねえかと思いましたね。私刑が一番恐ろしい。
まあ、これも誘拐したおばあさんが全部悪いのよ論理展開も肌寒い。あの作品の中で一番マトモだったのは誰だったろうか。ナイトクローラーディテクティブだけだっじゃないか。ナイトクローラーでは「お前きらいやで」と思った執念の男が、刑事になると本当に頼もしい。子供もいない、恋人もいない、1人に「変人」デカが結果を出していく。
普通は怖くて、変人は普通。
そうしたことを実感した映画でしたね。
途中までは、もう見たくないぞと思ったけど、きっともう1回見てもいいかもなと思える映画でした。
ああ、ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督だんだね。フリーメーソンも隠れてたんですね。やっぱあの監督はすげえや。
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