劇場公開日 2014年1月18日

「原発反対」ほとりの朔子 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0原発反対

2018年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ヨーロッパ旅行に行くという伯母水帆の家に遊びに行き、叔母海希江(鶴田真由)とともにそのまま2週間過ごすことになった朔子(二階堂ふみ)。伯母水帆に惚れていてアッシー君を務めているという兎吉(古館寛治)が水帆を空港まで送ってゆく。

 兎吉の娘辰子(杉野希妃)とも再会し、兎吉の甥である孝史(太賀)とも知り合う。なんやかんやで親族の説明みたいな序盤(覚えきれない)が過ぎ、朔子と孝史のラブストーリーかと思えば、そうでもなく、周りの恋愛関係の日常みたいな作品。兎吉の仕事はビジネスホテルを装ったラブホテルの支配人。高校生の孝史もそこでバイトしている。チンピラあがりの父親が嫌いで一人暮らしをしている女子大生辰子も不思議な存在。

 それでも福島原発反対という裏テーマがあり、孝史はまさに福島からの避難民であるような立場だ。不登校の孝史に対して同級生の女の子が接近してくるものの、デートの誘いではなくて反原発集会の発言者として誘っただけみたいなエピソードも。

 二階堂ふみが気に入らなければ面白くないかもしれない。

kossy