「主なき部屋の肖像画」ミケランジェロ・プロジェクト グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)
主なき部屋の肖像画
ナチに奪われた美術品を取り戻すため、前線に赴く男達の物語。観て良かったです。
戦時下にあっても文化人らしい鷹揚さと情熱で作戦に臨むモニュメンツ・メン。
豪華キャストの競演を楽しみました。作戦の鍵を握るフランス女性を演じたケイト・ブランシェット、カッコ良かったです。
本作では美術も主役だと思いました。たいへん見応えがありました。
ナチが多量の美術品を略奪した事は知っていたし、そのとんでもない数字も目にした事がありましたが、映像を目の当たりにして事態の深刻さが身にしみた。
これほどとは。しかも、総督の死と共に葬るつもりだったとは…!
一方で、主なき部屋に掛けられた、作者も知れぬ肖像画にも心が震えました。
ほとんど戦闘シーンは無いけれど、戦争映画でした。
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