「偉大な人類の遺産を守ったモニュメンツ・マンの活躍に感謝。」ミケランジェロ・プロジェクト 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
偉大な人類の遺産を守ったモニュメンツ・マンの活躍に感謝。
事実に基づいた作品。
事実に基づいてはいますが、映画化に際して登場人物は架空の人物にされ、物語も脚色されています。なので、戦争映画のシリアスな感じは無く、完全に娯楽寄り。全体のトーンとして“娯楽活劇”と言う言葉がぴったりな感じです。でも、事実に基づいた内容なので、完全に弾けることが出来るわけでもなく、ちょっとどっちつかずだったかも。なので、事実をベースにしたものの、登場人物が架空の人物になったり、話も色々と盛られたりしているので、評論家の評判がイマイチみたいですね。若干“娯楽活劇”と言う古い空気を感じるものの、私は嫌いじゃないです。
ビル・マーレイが演じたリチャード・キャンベルのモデルとなったロバート・ケリー・ポージーとジョン・グッドマンが演じたウォルター・ガーフィールドのモデルとなったウォーカー・カークランド・ハンコックが居なければ、フェルメールの《天文学者》は、この世に無かったかもしれないのか。《天文学者》は見たことがあるので、ロバート・ケリー・ポージーとウォーカー・カークランド・ハンコックの二人に大感謝です。
ところで、この作品は、本来2014年の秋ごろに公開予定だったんですが、理由不明のままに2014年の公開は中止に・・・。そのまま日本公開はお蔵入りかと思っていたんですが、配給元と20世紀FOXからプレディシオに変えて、公開にこぎつけました。アメリカ本国でも、公開予定日が後ろにずれたみたいですね。何があったのか・・・?
「事実と違うじゃないか!」とか目くじらを立てることはなく、史実にインスパイアされた“娯楽活劇”と言う事で、良いと思います。
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