ぶどうのなみだのレビュー・感想・評価
全47件中、1~20件目を表示
【”土は命の積み重ね。土臭いワインは時が経つと良いワインになる。”過去の哀しみを秘めた男女が北海道の自然の中で、再生して行く物語。後半は、ファンタジックでヒーリング効果もあるかもしれないなあ。】
■北海道・空知。
兄アオ(大泉洋)はワインを醸造し、弟ロク(染谷将太)は小麦を育てていた。
ある日、見慣れぬキャンピングカーに乗った女性エリカ(安藤裕子)がやってきて、畑の隣で穴を掘り始める。
その出会いは兄弟にもエリカ自身にも少しずつ変化をもたらし、3人の心のしこりが溶けていく。
◆感想
・今作は、三島有紀子監督のオリジナル脚本である。
三島監督の作品の幅は広いが、今作であれば序盤の作りがやや粗い気がする。
・それは、アオがオーケストラの指揮者でありながら、突発性難聴を患い、指揮者を諦めた事や、エリカが母と別れた事が、サラリと描かれているために、アオが空知に来てからも笑わない男になっている背景や、父との確執が巧く表現されていない気がする。
・但し、警察官や郵便屋さん達との演奏シーンはファンタジックであるし、人によってはヒーリング効果を得られるかもしれない。
<大泉洋さんは、どんな役柄もそつなくこなすが、個人的には陽気なキャラクターが、合っているのではないかなあ、と思った作品である。>
安藤裕子というから女子アナが出演?と思ってたら字が違いました。 さ...
安藤裕子というから女子アナが出演?と思ってたら字が違いました。
さてそんな彼女が演じるのは穴掘り女。主演大泉洋演じるは、ワインづくりに精を出す堅物。変人協奏曲です。共演者たちの役どころも変人ばかり。全くなんの共感もできません。
主人公には辛い過去があった。突発性難聴…
突発性難聴と言えばリトグリまなかさんは大丈夫だろうか?順調な回復を心から祈ります。やはり彼女の歌声がなければリトグリではない。
もはや凡作のことなどどうでもよくなりました(笑)
J:COM
受け入れがたい過去を乗り越えて今を生きる
大泉洋扮するアオはぶどう作り、染谷将太扮する弟のロクは小麦作りをしていた。そこへ安藤裕子扮するエリカがやって来て土を掘り始めた。アオはかつてマエストロだったが、突発性難聴でぶどう作りを始めたのだった。しかし、ワイン作りも上手くいかない。皆、いろんな受け入れがたい過去を乗り越えて今を生きている。「しあわせのパン」同様ゆる~い展開で始まったが、意味深と言うか、意味不明なシーンもあって分かりにくかったね。
中途半端
全部中途半端な映画。
ここ10年で一番の駄作。
予告はよく出来てます。
騙されました。
駄作として記憶には残ってるが、
また見ろと言われたら苦痛でしかない。
空から落ちてくる雨粒を涙に見立ててるのだろうが、
2回も落ちてくるし、
勝手に来て、勝手に穴掘って、穴を掘ったまま埋めない尻拭かずヒロインも
感情移入できない。
しかしこんな中途半端な出来なのに、
プロデューサーは何も言わなかったのかな?
全ては監督の人生経験の無さがあるような気がしてならない。
もう少しストーリーに盛り上がりが欲しかったなぁ〜
「しあわせのパン」が好きだったので、
少し期待しすぎてしまった…
亡くなった父の畑で
ワインを育てるアオと
小麦を育てるロク。
突然、二人の兄弟の前に
キャンピングカーに乗った女性が現れ、
彼らの生活に新しい風を吹き込んでいく。
ぶどう畑や小麦畑の美しさ、
赤ワインがグラスに注がれる美しさに、
心奪われます。
ストーリーとしては、
もう少し起承転結が欲しかったところ。
インパクトなく、淡々と過ぎてしまった。
少し残念です…
北海道のルディ
以前から大泉洋さんのファンとして応援して来ましたが、美味しいワインが出来るまでは相当たる苦労を致します。
中々美味しいワインが出来ず、良くなる所か、悪くなるワイン…暴れたくなるくらい、心が折れます。
そんな時、主人公のスキルをブドウ畑に生かした結果、美味しいワインに辿り着いた。
ワインは一人では出来ない。皆の協力によって完成する。
ブドウ畑を走る主人公の大泉洋さんを見て、号泣してしまった。
諦めないこと、仲間を大切にすることを再認識させられました。
しあわせのパンを観て期待した人は注意
しあわせのパンはシナリオと作風の相性が良かったようだけど、今回はうまくいいっていない。監督がシナリオ書いてるのになぜ??
大泉洋×北海道ということで鑑賞
大泉洋だし、北海道だし…ということで鑑賞。
正直な感想「…?」
私の理解力がないのか??と不安になるくらい。
畑の緑にワイナリーの建物は綺麗だし、出演者もおしゃれ。(オシャレなカフェでコーヒー飲んで読書してそう。)
この手の映画にリアリティーは求めていないが、全てが浅いイメージ。
画としては美しいし、表現したいことはなんとなくわかるが、ストーリー・映画としてはいまいちに感じた。
景色と音楽とオシャレな雰囲気やシーンをつなげているなぁという印象。
北海道の畑・ワイナリーというよりは、どこかの森の奥の小さな集落のお話のように感じた。
兄弟の並びは良かった。
まだ、幸せのパンを見ていないので、今度はそっちを見てみようと思う。
感動って程でも・・・
ストーリーに今ひとつ共感出来るところがなくて、残念ながら惹き込まれなかった。北海道の景色が美しいのと、食事のシーンがどれも美味しそうなのは印象に残った。畑で演奏する所の音楽もほのぼのと心地良かった。キャストも悪くないけど、何を伝えたいのかな??と余りスッキリしなかった。
三島有紀子監督と大泉洋さんの北海道再タッグ
「幸せのパン」の三島有紀子監督と大泉洋さん主演の再タッグ、そして北海道を舞台にしたヒューマンドラマで作品のテイストも似ているとなるとどうしても「幸せのパン」と比べてしまう。
その中で総じて「幸せのパン」が好評価だったのに対して今作の評価がいまひとつなのはストーリーももちろんですが大泉洋さんの役どころが大きいかと思います。大泉洋さんにこの役はミスマッチのような気がしてるのは僕だけでしょうか?
穏やかな気持ちになる
「しあわせのパン」の三島有紀子さんの脚本作品。
映画館ではあまりヒットしなかったんだとか。
確かに「しあわせのパン」の方が好きだけど、これはこれでなかなか良かった☆
北海道の穏やかな時間。
指揮者として活躍していた大泉洋が地元に戻りワイン作り。
好き嫌いが分かれそうな予感…。
かなりぶっ飛んだ映画だったので、付いて行くだけで精一杯でした。
有名な指揮者が突発性難聴になり、田舎でワイン造りに勤しんでいるという話。
大泉洋さんはお笑いのイメージから一変、凛々しくこだわりの強い男を演じています。
染谷将太さんは、そんな風変わりな兄の弟役。
兄と弟の絶妙な掛け合いが、心地良い映像を生み出しています。
その他にも、個性的な登場人物が盛りだくさん!
田舎暮らしっていいなと思えてくる映画でした。
探偵はワイン作りに向いてない
『しあわせのパン』の三島有紀子監督と大泉洋が再タッグ。
『しあわせのパン』はだいぶ前に見て細かな内容はほとんど忘れたが(レビューも書いたが何て書いたか忘れた)、いい作品だった事は記憶してる。
本作は、その姉妹編と言った所か。
同じく、舞台は北海道の人里離れた自然豊かな地。
同じく、暮らす人々、集う人々。それぞれ、何かしらを抱えて。
今作も、この作品世界や雰囲気には癒される。
“青”い空、“緑”の大地。
日本映画と言うより、ヨーロッパの田園風景を舞台にした作品を見ているよう。
ワインが美味しそう。食べ物が美味しそう。
風の音が心地よい。これ、秀逸。
でも、良かったのは雰囲気だけで、話的には…。
かつてオーケストラ指揮者だったが、ある原因で辞め、父のワイナリーを継いだ兄と、一回り離れた弟。そこへやって来た女性。
各々の苦悩が美しい風景と温かな雰囲気、交流で癒されていく…というのはいいが、何かフワフワしてるのか深刻なのかどっち付かず。面白味に欠け、ちと退屈。
兄弟や父子の関係とか、結局何を言いたかったのか、今一つ伝わらず。
後、安藤裕子演じるヒロイン。
突然やって来て、他人の土地を勝手に掘って、そら迷惑。
お巡りも弟も皆、何故か彼女と仲良しこよしに。ファンタジー!
最初はいがみ合ってたのに、ちょっとお互いシンパシーを感じ合って、あっという間に打ち解ける。
アンモナイトを掘ってるという彼女だが、学者? 仕事? 趣味? 彼女は何者?
自己チューと言うか精神不安定な所も感じて、魅力を感じられず。やはり原田知世の魅力と存在は大きかった。
雰囲気はいいが…。
でも、雰囲気も話も『しあわせのパン』の方がずっと良かった。
ふわっとしていて、なぜそうなった!?というのがよく分からないまま進...
ふわっとしていて、なぜそうなった!?というのがよく分からないまま進む。他のレビューと同じ感想。
難聴で音楽を諦めた兄、一回りしたの弟のブドウ園に、アンモナイトを求めて穴を掘る女性。
なぜアンモナイトを探すことになったのか。
なぜ父が亡くなってワインを作り始めたのか。
女性の過去とちょっと影のある雰囲気の関係。
分かったような、分からないような、ファンタジーなのか、設定が甘いのか。
スマホいじりながらでちょうどよいストーリーでした。
大泉洋は探偵はBARにいる、の方がキャラ生かされるなぁと。
全47件中、1~20件目を表示