「グザヴィエの美しさよ」マイ・マザー 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
グザヴィエの美しさよ
グザヴィエドランの自伝的な物語で、それを自ら主演・監督・脚本・制作した作品。
それが当時19歳なのだからとんでもない。
シングルマザー・LGBT・思春期が、絡まったような話です。
過干渉気味でマイペースな母。息子の教室やレンタルビデオに怒鳴り込んだりと、エキセントリックな面も。
グザヴィエも思春期が全開で面倒な感じ。
そんな事よりもグザヴィエの美しさに目がいってしまい、インタビューでのアップなどまつ毛の長さにびっくりします。
そもそも二人の合わない感じがものすごく、そんな二人の小競り合いが延々と続きます。
でも本当は二人とも愛していて、それがうまくできなくて一緒にいられない。
家族だからこそ難しい事もあるのですよね。
思春期の葛藤や理由の無い怒りなど、当時抱いていた気持ちをそのままに描いたような無垢なティーンムービーでした。
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