劇場公開日 2013年11月9日

「家族という、学びのメイト」マイ・マザー バステトさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5家族という、学びのメイト

2020年2月4日
iPhoneアプリから投稿

私自身、反抗期がなく、
親との対立というものを
過去にそんなに経験していないので

親子の関係において
共感はそんなにしなかったが、

共感できるできないは
重要じゃない。

私は、兄弟姉妹においては
似たような感情、

家族故の
どうしようもないもどかしさ
みたいなものは、わかる。

家族じゃなかったら
絶対関わってないだろうに!
とか。

昔は仲良かったし、
素敵な思い出もたくさんあるけど、
物理的に、
あの頃には戻れないし。

子どもだったから故の
距離感もあるし。

愛しているけど、愛せない。
愛せないけど、愛している。

血縁関係。
唯一無二の関係。

あとから作れるものではない。

血縁関係があるからと言って
ベストな人間関係を築けるかというと
そうでもない。

不思議な、関係。
人生というゲームの
チームメイト。

グザビエさんの演技は
どことなく切なさが、あるよね。
それが色っぽく、湿り気が出て、
惹かれるものがあるんだろな。

ペイントのシーンは
いろんな人のレビューでも好評なように、
良いな、って
私も思ったその一人。笑

あのシーンが、
この映画で唯一、
キラキラして、湿り気がなかったよね。

cris