劇場公開日 2013年11月9日

「甘えん坊なゲイ」マイ・マザー 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0甘えん坊なゲイ

2016年5月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

知的

グザヴィエの「わたしはロランス 」に「Mommy/マミー」が誕生する為、そんな二作の前進映画的な?彼の記念すべき監督デビュー作。

母親に対しての執着心は恋人や友人、他人に向けられていたら異常に引かれるだろう。

母親、家族だからこそ受け入れられるし、感情を剥き出しに出来る。

母と子の絆、愛情も強く無限ではあるが父親の存在は省かれるような演出が目立つ。

哲学的にゴダールを思わせる?演出描写に面白味がある映像や正面を捉える人物と実験的なグザヴィエのセンスが随所に感じられる反面、音楽を絡めた演出の印象はまだ薄いようにも。

グザヴィエはどの作品にも父親という存在を男性を小っぽけに雑にする。

万年 東一
万年 東一さんのコメント
2020年9月4日

前進→前身。

万年 東一