劇場公開日 2014年1月25日

「「変われる強さ、変わらぬ想い」的な」THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! なかもずさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「変われる強さ、変わらぬ想い」的な

2014年1月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

ニコ生一挙放送で26話まで視聴済み。
初めてアイドルアニメに触れたのが2013年冬アニメ『ラブライブ!』なので、先日一挙放送されるまでアイマスは未見だった。
アイマスが放送されていた2011年夏~秋は『セイクリッドセブン』『輪るピングドラム』『境界線上のホライゾン』『Fate/Zero』とか観てたなぁ。懐かしい。

TV版『THE IDOLM@STER』は普通に泣かされる程度には楽しんだ、というかとても楽しませていただいたので、『輝きの向こう側へ!』に対する期待が膨張しまくっていたけれど、その期待を裏切らぬ作品だった。かなり満足。

もはやトップアイドルに片足どころか両足を突っ込み始めている765プロの面々が元気に活躍している姿を見れるだけでも僕はきっと満足していただろうなぁと思う。しかし、それだとただの「ファンディスク」止まり。
この『輝きの向こう側へ!』は全くもってそんなレベルではなくて、疑う余地のないほど確かに「劇場版」であると断言できる作品だった。それでいてファンが期待を寄せる部分へのアプローチも忘れない。アニメの劇場版のお手本といってしまっていい出来。TV版未見の人が観ても楽しむことができるように尽力されているし、「映画」としての完成度も高い。

以下感想箇条書き

・伊織の存在の大きさが半端じゃなかった。あの安心感。
 TV版を経て特に大きく成長したメンバーの一人だと思う。
 釘宮病患者に対する救済も有。
・律子さんの一挙一動に僕はもうダメになってしまった。
 屋上のシーンとかもうね。
・合宿で可奈がプチシュー落とすシーンで、急にロトスコープ!?って感じのぬるぬるした動きになって違和感が。笑
・ライブシーンは、頑張りまくるカメラアングルのおかげか臨場感マシマシ。
 巨大な箱でライブが行われていることが上手く表現されていた。
 超作画→3Dへの切り替えの滑らかさに驚いた。
 ライブシーンは一曲丸々やってくれたのがほんと嬉しかった。
 『M@STERPIECE』ホント好き。
・ちょっと気になったのは、後輩たちのダンスがほとんど手拍子だったこと。
 過酷な練習描写があったのだから、もうちょい見せ場があってもよかったかな。
・ほんとに全然全くもって欠片ほども関係ないけど、『輝きの向こう側へ!』で奮闘する天海春香を見ていると、『テイルズオブエターニア』のキャッチコピーが浮かんでくる。
・笑いどころも多く、ニヤニヤ抑えるのに必死だった。BD発売が楽しみ。

素晴らしい作品でした。
難しいかもしれないけれど、まだまだシリーズを重ねていってほしいなぁ。
PS3用ソフト『アイドルマスター ワンフォーオール』が5月に発売されることですしね!

なかもず