「正義か復讐か」キック・アス ジャスティス・フォーエバー harukitaさんの映画レビュー(感想・評価)
正義か復讐か
キックアスの第2弾。
前作より内容も出演者の体格もパワーアップして、まるで血で血を洗う仁義なきヒーロー大戦。
ヒットガールのクロエちゃんはずいぶんと大人っぽくなっちゃって、シナリオ的にもその辺りの葛藤がうまく盛り込まれたりもしていましたよね。
キック・アスの面白さって、ひ弱なデイブが力も無いのにヒーローとして戦うことと、めっちゃ強い女の子ヒットガールの存在だと思うんだけど、クロエちゃんは色っぽくなっちゃうし、デイブに至っては筋肉モリモリになってる。
でもまぁシナリオ的に、それで納得出来るのでOKかな。
正義と復讐の間で葛藤するデイブの姿も織り込みながら、本作が伝えようとしていることは…つまり「許されざる者」や「バットマン」などと同じ正義とは?ということなんだけど、それをひとりひとりが考えることの大切さをエンターテイメントとしてしっかり楽しませてくれた上で伝えようとしているところはホントに好感が持てる。
キック・アスとしての魅力は減った気もするけれど、一本の映画としては充分楽しませてくれると思います。
ヒットガールとマザーファッカーの父親のことは知っておいたほうが良いので、前作は観ないより観てから本作を観たほうがより楽しめると思います。
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