「宝くじとスカーレット・ヨハンソン」キック・アス ジャスティス・フォーエバー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
宝くじとスカーレット・ヨハンソン
汚い言葉を使ったら貯金箱に金を入れること!と、警察官マーカスのもとでヒーローを辞めるよう説得され、おとなしく学園生活を楽しんでいたヒットガールことミンディ・マクレイディ。それでもデイブだけはキック・アスを諦めきれない。父親には「いつか現実にしっぺ返しをくらう」と言われても・・・
前作よりも身体が大人っぽくなってしまったクロエ・グレース・モレッツ。なんだか子どもらしい動きもないため魅力も半減か!などと思っていたら、おバカなセレブたちに仲間入りさせられ、とんでもない展開になった。フットボールをやってる男子をデートに誘い、普通の女子高生を演じた途端、罠にはめられ・・・『キャリー』ですか!?キャラが被りすぎ(笑)。などと笑っていたら、大佐役がジム・キャリーだった・・・
父の仇、父の仇と、まるで『スパイダーマン』のような展開で復讐の連鎖を描いていましたが、悪の軍団のネーミングがおかしくてしょうがない。チンギス・半殺し、腫瘍、ブラック・デスなどなど。笑えるけど、かなり残酷描写がいっぱいのヒーロー作品となりました。爽快感なんて全くなくて、ただただ、正義とは何なのかを考えさせられるのです。
そんな中でもケイティとの関係はもう諦めたのか、ブラックビッチとセフレ関係になってしまったデイブ。一途な愛を貫くヒーローものとは違い、現実的な恋愛観も描いていた気がします。そしてスーパーヒーローなんて要らないという、リアルな方向に目を向けさせるテーマはいいとしても、ヒーローが集結するシーンもあっさりしてるし、アスキッカーのトッドの立ち位置も微妙だったなぁ。ちなみに好きなキャラはインセクトマンです!