劇場公開日 2013年11月16日

「【出世争いの果てに男が辿り着いた身の処置方。おバカすぎるスコットランド警察のブルース・ロバートソンを演じるジェームズ・マカヴォイの怪演が見物です。】」フィルス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【出世争いの果てに男が辿り着いた身の処置方。おバカすぎるスコットランド警察のブルース・ロバートソンを演じるジェームズ・マカヴォイの怪演が見物です。】

2022年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

ー 前半は、スコットランド警察のブルース・ロバートソン(ジェームズ・マカヴォイ)は、出世のために、裏工作や不正申告をはじめ悪行に余念のない最低刑事。しかも、ドラッグ、アルコールに嵌りまくり、気弱な友人の会計士、クリフォード・ブレス(エディ・マーサン)の奥さんに嫌がらせ電話・・。
  とんでもない奴だと思って観ていたら・・。-

◆感想

 ・クリスマスシーズンに発生した日本人留学生殺人事件の捜査担当となった彼は、首尾よく解決して出世しようと目論むが、酒やドラッグに溺れて錯乱状態に…。
 - その殺人事件を只一人観ていた女性を探すが、彼がオカシクなって行く理由がそこには、会った・・。-

 ・暗示させるブルース・ロバートソンの過去。そして、彼は精神科医に通うも、頻繁に悪夢のような異形の化け物を観る・・。

<前半は、只管におバカコメディだと思っていたら、後半は虚飾の中で過去の忌まわしき思い出を封印しようとしていたブルース・ロバートソンの”自分の身の処し方”。
 あれだけ嫌がらせをしていた、親友クリフォード・ブレスに残したビデオレター。
 ジェームズ・マカヴォイの怪演が光る、怪作である。>

NOBU