劇場公開日 2013年11月2日

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「博士…仕事が雑です」武器人間 ハルクマールさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5博士…仕事が雑です

2023年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

でも博士、作品の造形はめちゃくちゃ面白いからアリですよ!

ソ連軍の部隊がナチス軍に囲まれた仲間を救いに急行すると、そこには仲間の舞台はおろかナチス軍すら居ない。もうこの時点で罠の臭いプンプン。
部隊は軍曹セルゲイ、ポーランドから逃げ延びて部隊に入ったノビコフ、ひたすら粗暴な古株ヴァシリ、下っ端感満載のサシャ、そして記録係のディミトリー、その他やられ役。

応援要請を受けた地点には小さな集落があり、そこには大きな教会。中に入ると教会と言うよりも何かを作っている作業場?のよう。記録係のディミトリーがサシャにもっと明かりが必要だから電気をつけろと要請する。
他のメンバーは中を探索し、小部屋に不思議なものを見つける。白い布にくるまれた人の形をしたもの。
サシャが教会の奥にある発電機を動かすと、その電気が人の形をしたものの東部にあたるところに刺さった電線から供給され、白い人型の物体が動き始める。

ここでようやく武器人間?的なものが登場しだし、物語が動き始める。いよいよ武器人間登場!となるんだけど、その造形がとにかく適当。特殊メイクが下手とかではなく、もう造りそのものが適当なのを、特殊メイクで忠実に表現しているだけ。

ただ、そのそれぞれの武器人間コンセプトが面白い。しかも、この映画は記録係のディミトリーがカメラを抱えて一部始終を記録する、という形になっているので、武器人間がいきなり現れたり、また襲ってくる姿を間近で撮影したりとフワッと見せるのではなく余すところなく武器人間の姿を記録してくれるので、その造りの面白さを堪能できる。

武器人間さん達も素早く動けるわけでもなく、飛び道具系の武器を持つわけでもなく、ひたすらノロノロ歩いてきて肉弾戦でぶっ叩くとか切りつけるとか、飛行機がすでに戦場に投入されている時期にこの肉弾戦野郎どもを開発しているあたりがどこかズレてて面白い。

中には、キミ何の役に立つの?と思うような雑魚キャラも多数、かと思えば両足を失い、ズリズリ這いずり回るしかできん武器人間も。いや、キミ頭トゲトゲあるのに何ですぐ横の兵士の脚を刺しに行くとかせんのよ!とかもう謎行動過ぎてオモロい。

物語の途中でちょっとしたどんでん返しみたいなのもあるけど、あーそうなん?ぐらいの話。そして、肝心の博士はなかなか出てきません。ただ博士の独白はもうひたすら面白いです。発想も素晴らしい。そんなミックス見たことない!

一番驚いたのは最後のオチですが、これは観てのお楽しみ。なんかモヤモヤで終わるんかと思ったら最後にそうきたか。

ハルクマール