「マイケル・ダグラスとマット・デイモンが凄すぎる!」恋するリベラーチェ talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
マイケル・ダグラスとマット・デイモンが凄すぎる!
フライヤーの二人のヘアメイクと衣装の強烈さに惹かれて見た。二人の演技と顔やヘアスタイルや体つきの変化は強烈で怖いほどだった。特殊メイクは素晴らしいとしか言えないし、衣装はド派手という言葉では足りない。すべてが過剰でキッチュ。少し笑えたけれど基本的にはコメディでなくて、二人と一緒に幸せになったり焼き餅やいたり、辛くなったり孤独を共有したり悲しくなったりした。
マット・デイモン、スコット役をよく引き受けたなあと思った。獣医を目指し犬のトレーナーをしていた青年スコットは、赤ちゃんみたいなツルツルの可愛い顔をしていて、リベラーチェのステージを初めて見て涙ぐんで感動するほど、うぶで純粋な男の子。リベラーチェ(マイケル・ダグラス)は、ステージも衣装もピアノ自体も派手、トークで観客の心を掴み、天才的なピアノ演奏、堂々たるエンタテイナー。リベラーチェが犬に優しい、若くて美しいスコットに関心をもち、スコットはリベラーチェを神のごとくに憧れ尊敬する。二人の出会いは運命だった。
リベラーチェはお料理の次にショッピングが好き。そのショッピングのゴージャスさには笑うしかなかった。お顔の美容整形まで一緒にやらされるシーンは痛そうだった。スコットは医師に顎に窪みをつけたい、と頼む。そういう顎はまさにマイケル・ダグラスの顎の特徴だから、脚本家か監督の遊び心なのかなあと思って微笑ましかった。
80年代はエイズの時代だったことを思い出した。今は死の病ではない。
共感&コメントありがとうございます。二人の関係の変化に観る我々の感情も揺さぶられましたね。
スコットの顎の窪み 確かに遊び心がありますね。面白い着眼点です!