琉球バトルロワイアルのレビュー・感想・評価
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古き良きクンフー映画
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話の展開が30年位前のクンフー映画そっくり。
喧嘩はからっきしだがダンスは一流の主人公が、放浪の旅の途中に沖縄で出会い意気投合した琉球舞踊の名人である老人から踊りの手ほどきを受けるが、実はその老人は琉球空手の名人でもあり、主人公に空手の技もそれとなく伝授するのだった。
ある日チンピラに絡まれた主人公は条件反射で無意識に繰り出した空手とダンスのミックス技でチンピラを撃退するが、老人の孫娘の運営する空手道場とそのライバル道場の確執に巻き込まれていく。
といった内容です。
この作品の見所はやはりダンスと格闘を融合したアクションでしょう。
一見、奇抜で奇想天外に見える動きも、意外と意味があったりして面白いですね。
たとえば、主人公は正式に空手を学んだわけではないので、拳に体重を乗せるような正拳突きすら出来ないのですが、ダンスの動きの要領で遠心力を使って威力を高めたりしていましたし、ダンスのリズムが相手の空手の動きのタイミングを狂わせていたりと、理に適った戦い方をしてたりするんですよ。
その意外でユニークな動きは、ジャッキー・チェンの出世作『蛇拳』や『酔拳』などを彷彿とさせます。
そして、それと対比するかのような八木 明人の空手らしい動きも見事です。
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