「本物の中澤やん」ヨコハマ物語 まこべえさんの映画レビュー(感想・評価)
本物の中澤やん
ちょっとクセのある北乃きいが、独りになった奥田瑛二のところに転がり込み、さらに女性たちが住み始めてシェアハウス生活が始まる。その後は、「家族」をいろんな側面から切り取って描いており、そのメッセージ性は心に響いた。
奥田瑛二はかっこ悪い役をやってもかっこいい。
印象に残ったシーンは、説教をして不動産の契約が取れたところ。キレてほしいところでキレてくれた感じで、痛快!
さて、メッセージ性と話の軸がぶれないところは良いのだが、それぞれのエピソードが少しご都合主義で唐突なところがあったのが残念。レストランに歌って入る子が、後にヴォーカルとしてバンドに加わるところなんか、伏線と言うよりは、その場で展開が読めてしまった。
なお、妻子持ちの僕には痛すぎるシーンがいくつも。
家庭を顧みなくちゃいけないな。
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