劇場公開日 2014年1月18日

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「地球の未来はゲーム世代の少年に託された」エンダーのゲーム ヴァルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0地球の未来はゲーム世代の少年に託された

2014年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

全体的に説明不足な感は否めませんでしたし、物語を駆け足でなぞり過ぎな印象も否めませんでしたが、基本的には面白かったですし、ラストのどんでん返しではしてやられた感で一杯になりました!
途中までは何故世界を救うのがゲーム世代の少年じゃなければいけないのか、いまいちピンと来ないところもあったのですが、ラストを見て思いっきり納得させられましたよ。

この映画は、やられたらやり返す、無意味な戦争を繰り返す我々地球人への警鐘を鳴らす作品でもあったのかな・・・。

まあ正直言えば、各エピソードに対してもっと深く切り込んで欲しかった思いもあるのですが、超大作にする映画でもないような気はしますから、バランスを考えれば2時間弱にまとめたこの内容が一番無難なところでしょうね。

それにしても、エンダーがなぜ指揮官になるべき人物であるのか、それが徐々に紐解かれていく様子が、物凄く説得力があって尚且つめちゃくちゃカッコ良く描かれていましたね。
まあ戦うことに疑問を持ち苦悩・葛藤するこの手の主人公のお決まりキャラではありましたけど、最後まで見れば彼の考えに思わず納得・・・みたいな構成は、お見事の一言と言えるでしょう。

それと「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド、「リトル・ミス・サンシャイン」等のアビゲイル・ブレスリン、「トゥルー・グリッド」のヘイリー・スタインフェルドと言った名子役たちの成長した姿を見れたことも、何気に好ポイントな映画でした。

ヴァル