「しょうもない・・・と言いつつ、嫌いではなかったり」JUDGE ジャッジ スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
しょうもない・・・と言いつつ、嫌いではなかったり
密室に監禁された7人の生き残りをかけたゲームって、大体こんな既視感ありありな設定の作品はしょうもない内容のパターンがほとんどなのですが、まあこの映画も概ねそんな感じで・・・(苦笑)
一応東宝映画だけあってキャストに魅力があった分、何だかんだで最後まで見入ってしまいましたが、やってることは無名俳優を使った低予算B級映画とほぼ似たようなものでしたね。
結局何を描きたかった映画なのか・・・。
人間の罪深さ?
究極の状況に置かれた人間の本性?
まあそんな面倒くさいことは抜きにしても、別に面白かったりゾクゾクできればそれで十分OKなのですが、残念ながらラストシーンまでずっと微妙なままでしたからねぇ。
心理的駆け引きの薄さも、この手の映画としては致命的だったでしょうか。
ドタバタし投票云々で揉めているその姿、いまいちゾクッとしないんだな~。
それぞれの死に方にも、もう一工夫あってほしかったかも。
それと、監視カメラ目線なので画像が荒すぎて、せっかく有村架純や瀬戸康史を起用しても、その美男美女ぶりがいまいち堪能できなかったのは何とも勿体無い。
変な着ぐるみを着用させられていたのも、正直邪魔。
まあ有村架純や瀬戸康史や佐藤二朗がこんな役やるんだ~的新鮮味を味わえたのは、唯一の救いだったと言えましょうか。
あ、でも結構嫌いではないんですよ、内容はしょうもないけど、こう言う映画も時々見たくなるんです。
コメントする