「久々の快作バイオレンス!」渇き。 showさんの映画レビュー(感想・評価)
久々の快作バイオレンス!
中島哲也監督は、当たり外れがあるけれど、これは快作!
オープニングのクリスマスの狂乱に始まり、
失踪した娘をがむしゃらに探す父親の狂乱、
思春期の娘の悪しき狂乱、
その娘に翻弄される人々の狂乱、
それら狂乱から生まれる、
狂乱、狂乱、狂乱。
それは渇きを潤したいがために水を欲するがごとく、
止めどなく続いて行く。
そして、本来の目的も忘れ、その欲を求めて彷徨い出す。
そんなテーマのような、
ただの戯れごとのような不確かなものを、
痛みを感じるバイオレンス描写や、
日本的なPOPなドラック表現や、
誇張の過ぎたアクションシーンなどなど、
爆発的な演出をこれでもかと魅せつけて、
脳を麻痺し、感覚を肥大化させる。
レザボアドッグスも
オールド・ボーイも
冷たい熱帯魚も
スクリーンでは観れなかったが、
やっぱり、バイオレンスは映画館で観るべき!!
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