劇場公開日 2014年6月27日

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「登場人物全員狂人」渇き。 waisighさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5登場人物全員狂人

2019年9月3日
Androidアプリから投稿

元刑事の主人公、藤島(役所広司)は離婚した妻から失踪した娘、加奈子を捜索するように依頼され…という展開のサスペンス。
捜索の過程で加奈子が覚せい剤や犯罪グループに関与してることが分かってきて狂気が加速していく。

とにかく全員狂っている。
まともな人はほぼゼロで、しかもハイスピードで流血、暴力、殺人が展開されていく。
話自体は割とよくでてきていて、残酷な表現もあえてポップに(それがまた狂気を感じる)描かれていてその落差にぞっとしつつ魅力も感じた。

役所広司が真に迫りすぎていて、もちろん素晴らしい演技なんだけどちょっと暑苦しさも感じる。
小松菜奈はいいチョイスで、かわいいだけの若手女優には出せない凄みがあった。

おすすめすると人格を疑われそうではあるが、退屈はさせられない刺激的な作品だった。

waisigh