「シニカルな。 作品より演技を楽しむもの?」ブルージャスミン たくっちさんの映画レビュー(感想・評価)
シニカルな。 作品より演技を楽しむもの?
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観終わって一番に出てきた感想は
ジャスミンが可哀想というか、
痛たたたというか(自業自得みたいな?)、
ひゃー怖い…というか、
そりゃもう色々な感情が出てまいりました。
ブランシェットはそういう意味では
演技がハマり過ぎてて役にまったく違和感がありませんでした。
こんな人と付き合うと大変だなー…というヒステリックさが、よく滲み出ております。
ストーリー自体はライトなタッチで
時折音楽を混ぜていくあたり、
最近でいえば「LIFE!」に近いのですが
いかんせん、その本筋が
「ひゃー、キツいなコレは…」
↓
「あ、やっちまったな…」(ジャスミンが嘘付いて誤魔化すところ)
↓
「あー、まぁ仕方ないわな…」(嘘がバレて自暴自棄になるところ)
大きくまとめるとこんな感じで
たとえ、落ちぶれようとも
虚像の花で美しく着飾りたい
そんな生き方がまったく共感できないので。
いやはや、この作品の場合逆にそれを狙ってやっているから凄いのか。
しかし、民放のワイドショーだと
「元セレブの痛すぎる生活実態!」
みたいな感じでサラリと流されそうだなー。
それを作品として創り上げた所が凄いんですかね。
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