「本当に嫌な奴だから撮れるのかな」ブルージャスミン La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
本当に嫌な奴だから撮れるのかな
プライドと虚栄、侮蔑と嘘。人の心の裏側の微妙にザラつく手触りを、銃やライフルで撃つのではなく、小さな針でチクチク嫌味に突かせたらウディ・アレンはやはり一流だな。こんな嫌味な奴と決して友達になろうとは思いませんが、映画として観るとニヤニヤが止まりません。その嫌味さをキッチリ演じ続けるケイト・ブランシェットも「本当は嫌なやつなのでは」と思えて来たぞ。
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