「ケイト・ブランシェット怪演」ブルージャスミン Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
ケイト・ブランシェット怪演
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総合:80点 ( ストーリー:75点|キャスト:85点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
ジャスミンは中身のない軽薄な人物だが、ケイト・ブランシェットが実に良くその役柄を演じていた。この人はいろんな役柄を演じられる。こういう人はさっぱり好きにはなれないが、それでも金満生活が染みついた後で今更急に庶民生活に合わせられない辛さというのは理解できるしそれが哀れでもある。
一方でその態度がゆえに自業自得でさらに状況を悪化させていくのも納得できる。彼女の態度にいらいらしながらもその姿が見世物的に面白かった部分もあり、彼女に引きずられていく多少まともだった妹を見てジャスミンの不幸の影響力の強さに貧乏神の力を見た。彼女に係るとみんな不幸になれるようだ。そして突然の出来事で金がなくなるようなことがあったらすぐにこうなる人が現実に周りにもいるだろうなと思ってみたりした。
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