「こんな男には近づいてはいけない。」ニシノユキヒコの恋と冒険 さぽしゃさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな男には近づいてはいけない。
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俺が嫌うのは退屈な女だけ。
そういってた人が1ヶ月も経たない内にギブアップする、「私の退屈じゃなさ過ぎる度」は何au(天文単位)くらいだったんだろう?と思いながら観ました。
目の前の女性が何を求めているか分かる天才的なモテ男「ニシノユキヒコ」の死後、彼を取り巻く女性達が語る思い出話。
「なんで私と(エッチ)したの?」
と聞かれて、「だって僕のこと大好きでしょう?」と返すニシノユキヒコに恐怖する。ぶるぶる。こんな男には、関わってはいけない。
優しいけど、ふらふらと誰とでも寝る男。それって優しいのではなく、優柔不断なんだと思う。女性の求めるものが高性能アンテナで直ぐ分かってしまうから、モラルから逸れるとか。異常なサービス精神!何かの団体に所属した方がいいかも。
でも、
夫「なんで私と結婚したの?」
私「だって、何度もしてというから」
夫「(激怒)」
を思い出して、ちょっと反省。
でもニシノユキヒコは大勢の女性にもてるけど、かならず女性の方から去っていかれる。結局、ずっと孤独。結婚して女の子が欲しいと言ってたけど、叶わず。
お葬式で沢山の女性に見送られる、ニシノユキヒコでした。
凄く風を感じる映画でした。軒先の蜘蛛の巣が揺れるシーンとか、真夏の蒸された風が漂うビル街とか。なんだか外の空気が、吸いたくなった。
あと、中村ゆりかちゃん可愛い!泣くシーン、惹きつけられました。
因みにこれ、1回観てたのにまた借りてしまいました。不覚。
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