「ジャポニカ」円卓 こっこ、ひと夏のイマジン くりさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャポニカ
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言葉のもつ力を素敵に映像化した
作品です。
悩んだ時、困った時、楽しい時、
何か始める時に、こっこの周りには
いつも誰かがいる。
隣に住んでるぽっさんは、真似することが何故だめなのか悩むこっこに、
自分の吃音を例えにして、相手のことを
想像することで自分の行為を考える
ことを彼女に気づかせる。
先生やじいさんは、本当にだめな時には叱り、
自らに理解して納得して身につけるべき考えには、示唆を与えて諭す。
特にイマジンをキーワードにする
シーンでは平幹二朗の演技に
惹き付けられます。
全編を通して、人の距離感が近く
懐かしい空気感が心地いいです。
素直に思った事をいって、見栄や意地を
はらずにお互いを大切にするシーンが
自然でほっとします。
不変であるはずなのに、
子どもの頃には普通にあったものが
いまは懐かしく感じるのが
感慨深いです。
ジャポニカ学習帳に書き貯めた言葉が
イマジンによって
ひとりの壊れかけた女の子をケアする
シーンにはちょっと熱くなります。
言霊ってたまに聞きますが、こういう
ことなんだろうなと嬉しくなります。
おすすめ。
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