ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!のレビュー・感想・評価
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コメディ映画なのに、このスケール感!
エドガー・ライトの作品には、毎回度肝を抜かされてきていますが、本作は特にピカイチ!!
中年の望郷映画かと思ったら、いつの間にかスティーヴン・キング映画に早変わり!
基本は「12軒の酒場でビールを飲もう!」ってバカバカしい話しなのに、
先進国各国のアメリカ化への是非や、
過去の出来事に対していかに向き合うか、
などのテーマを扱う壮大さ!
しかも、あくまでコメディとして、ドライに描き通す手腕!
USJは、ハリーポッターのエリアを作る前に、ワールドエンドのエリアを作るべき!
12軒制覇したいぞ!
世界の終わりまで、飲んで、飲んで、飲みまくれ!
「ショーン・オブ・ザ・デッド」に「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」…。
監督エドガー・ライト、主演サイモン・ペッグ&ニック・フロストのイギリス・コメディの名トリオ。
ゾンビ映画、ポリス映画に続く今作の題材は、「ハングオーバー!」+侵略SF映画!?
幼なじみの中年男5人が、高校卒業時成し得なかった故郷のパブを12軒ハシゴするという伝説に再挑戦。しかし、町の様子が変。何と、宇宙人に乗っ取られていた…!
酒飲みに侵略SFという異色のジャンルの組み合わせ。
前半は中年男たちのおバカコメディ。
そもそも、珍伝説に再挑戦する事になったのは、リーダー格のゲイリーが言い出したから。皆大人になっているのに、一人だけ昔のままのウザい奴。
旧友は最初は嫌々だったが、アルコールが体に入ると段々とノッてくる。
何だかんだ言って、腐れ縁。
中盤から唐突に、SFが侵略。
おそらく「光る眼」をベースに、往年の侵略SFへのオマージュとSFネタをマニアックに込める。
ちょっと変わったエイリアンと侵略理由。
意外にも体を張った肉弾アクションと、中年男たちの涙ぐましい(?)奮闘劇は、なかなか高揚させてくれる。
そして、一体全体どういうオチになるのかなと思ったら、終末世界+アウトロー風!?
まるで、好きなものをたっぷり詰め込んだ破天荒な内容。
正直、今作が酒飲みで、次作が侵略SFでも良かった気もするけど(笑)、面白かったからOK!
サイモン・ペッグ&ニック・フロストも今やハリウッド話題作に出演して人気者。
アノ007役者や「ゴーン・ガール」が期待の柔らか雰囲気の美人女優もこっそり出演。
エドガー・ライトの「アントマン」、見てみたかった…。
かく言う自分も、バカ友と酒飲みするのは好き。
こういうの見てると、お酒を飲んで遊びたくなってくる。
ほどほどにね。エイリアン退治は勘弁だけど。
最後に、私事ながら…
遂にレビュー総数1000本到達!!
\(^o^)/
良かった!
なんにも考えない!
ド素面で見たのが行けなかったのか・・・
作品の中についていけなかった感は否めない。
というのは建前で、
酔っていても素面でも楽しめる作品です。
エドガーライト、サイモンペッグ、ニックフロストのトリオはもう鉄板って呼んでもよいのではないでしょうか?
主人公のぶれなさときたらもう・・・
彼が歩んだ20数年を考えたら涙が出てきました。
衝撃のラストってこういうことを言うんではないでしょうか。。。
お酒片手にもう一回かな
なんだか後ろ向き
「ショーンオブザデッド」「ホットファズ」と来たら期待してしまうので、ハードルが上がりきって観たわけだけど、結果的にはいまいちだった。お馴染み二人が年を取り過ぎたのかなぁ、あまり笑えなかった。サイモン・ペッグの相方がマジメな役だと言うのもガッカリだったし、人間型ロボットが安価に見えた。主人公も俺は自由だぜ?お前らはどうだよ?って突っ走ってほしかったけど、お前らが羨ましい。俺はダメだった。そして、今の仲間たちじゃなく、昔のツレとつるんで昔のままで止まってる主人公にガッカリした。
なんだか後ろ向きな映画だった。
ビール片手にどうぞ
まあまあかな
Love Beer!!
It's to drink beer too much and save the world!
It is the movie which is more pleasant when I watch it while drinking beer.
冒険は12件のパブを巡っても決して終わりはしないのだ
前半が酒場放浪記で後半がボディスナッチャーという、あれですね、まるでロバート・ロドリゲスの「フロム・ダスク・ティル・ドーン」的な二部構成の展開で繰り広げられる奇想天外なSFでございます。
いやいや、大いに笑わせてもらいましたよ。
それにしてもそれにしても、こういう発想って一体どっから出てくるんですかね?監督エドガー・ライトと俳優サイモン・ペグ&ニック・フロストの盟友三人組がワイワイ言い合いながら練り上げたりしてるんですかね?そういうところから「ショーン・オブ・ザ・デッド」や「ホット・ファズ」が誕生したと思うと、今回の「ワールズ・エンド」であの三人の友情三部作と言えなくもないのかな?という。いや間違いなく三部作ですね。同じテンション、同じ魂から生まれて来たというかね。
生まれ育った故郷のパブを12件廻り、ビール1杯飲んで合計12杯を達成しようぜ!ただそれだけの為に集まった昔の親友5人組。目的はそれだけだったのに、何故かどことなく、街の様子がおかしい。パブをハシゴする毎に暴かれていく歪な真実……。何と!嘗ての我が街は!宇宙人に乗っ取られてしまっていたのだ!さて、どうしよう!彼ら5人組にも危機が迫っている!でも!それでも関係ねえ!パブ12件廻っちゃおうぜ!ていう無骨でアホな筋書きに惚れぼれしますね。
宇宙人ロボと何故か対等に戦えちゃうタフネスな彼ら。
1人また1人と仲間が倒れていくのに何故か笑えるオフビート感。
やがてストーリーが進む毎に登場人物の暗い過去や現在進行形の辛みが明るみになり、物語はコメディと悲壮のハーフ&ハーフな展開へ。まさしくビール!
果たして!結末は?どっちへ転ぶ!?
さてさて。この映画ですね、そういう上記のこと踏まえてですね、やっぱり前評判がめちゃくちゃ高くてですね。エドガー・ライトの新作で且つサイモン・ペグ&ニック・フロストということで。期待値がめちゃくちゃ高くなってまして、自分。
で、期待値マックス上げていざ鑑賞に臨んでみて。あれ?そうでもないぞ?こんなもんか?という。
あ、いや、でも誤解なきように。
面白いことには全く変わりがないです。大いに笑いましたしね。でもね、そんなにか?そんなに凄いかい?ていう。
エドガー・ライト、同じフレーバーで、なんていうのかな、多分「ホット・ファズ」でこのノリをね、一旦使い切っちゃったんじゃないかなあ、という。盟友三人組の、あれ以上の底上げはもうムリなんじゃないかあ、て気がしました。気がしただけですが。
まあね、取り敢えず今夜はビール飲みます。
キングに幸あれ
想像以上に大ごとになってました、面白かったです。
三部作の三作目。前二作では30代のトホホな男達が楽しませてくれましたが、本作では40代に突入です。
自分が40代になって何がショックだったって、いつの間にか人生折り返しちゃったらしいってこと。
つい立ち止まって人生前半の棚卸し、そんな気分で始まっていくのが面白いです。
学生時代の栄光にしがみつくゲイリー・キング、昔のマップ持参なのが徹底してるね、悪友5人組の伝説再挑戦が始まります。とにかく思いもよらない成り行きで、あっけにとられました。
サイモン・ペグ、ニック・フロストを中心に、個性的な5人が揃うだけでワクワクします。人のいいオジさん役のエディ・マーサンは可愛いです。学生時代を演じた俳優さん達も違和感なくて良かったです。
ロザムンド・パイクは気さくな美人さんと言う感じでいいなと思いました。前二作に出演のレイフ・スポールもチラッと登場でうれしかったです。
でもまあ、ここまで来ちゃったら、行くしかないってことかな。ゲイリー・キングに幸あれ。
ビール片手に入館しないとノドが後悔するぞ
「ホット・ファズ ‐俺たちスーパーポリスメン!‐」や「宇宙人ポール」でお馴染みのサイモン・ペッグとニック・フロストが、相変わらず手の込んだアクション・コメディを見せてくれる。彼らの持ち味は、ストーリーにサスペンスの側面をもたせ、さらに突然SFやホラーといった流れに舵を切って観客を翻弄するところだ。
今回も、ただの酔っ払いオヤジ達がエイリアンの侵略に巻き込まれていく。ハチャメチャなストーリーはB級なのだが、作りはいたってマジメ。このB級とA級の狭間で暴れて魅せる。どんなにヒットしようが、何本制作を重ねても、どちらか一方に偏っていかない、そのブレの無さがコンビのブランド力になっている。
「大脱走」(1963)を思わせる構図のポスターも、皆、赤い顔をして面白い。
マーティン・フリーマンは、ホビットの姿が焼き付いて、はじめ誰だか気がつかなかった。
最近、イギリスも酒離れが多くてパブが閉店に追い込まれていると聞く。「大脱走」でも捕虜たちが酒を造っていたが、昔から人類と酒は切り離せない関係にある。楽しく飲んで明るい世のなかにしてほしいものだ。スマホいじって家に引きこもっていても明るくならない。
すばらしきコールデンコンビ!
「何これ!?」ってなる仰天アクションコメディ(笑)。
【賛否両論チェック】
賛:ハチャメチャな設定なのにどこかユーモラスで、なおかつ何か説得力のあるストーリーが面白い。
否:人間じゃないとはいえ、敵が壊れるシーンはかなりグロい。終わり方も好みが分かれそうなところ。
ただ「はしご酒をする」っていうところから、よくここまでスケールが大きくなったなっていう感じです(笑)。SF超大作といっても過言ではないかもしれません(笑)。ハチャメチャなはずなのに、どこか説得力のある展開が見事です。アクションも満載で、思っていた以上に楽しめること請け合いです。描写は若干グロいてすが。
「人間は指図されるのが大嫌いなんだよ!!」
と言い放つゲイリーがとってもカッコイイです。一風変わった映画を観たい方に、是非オススメです。
ちょっと残念
20年前の友情を取り戻そうというテーマがすごく胸にせまるものがあるのだが、宇宙人が残念すぎる。地球侵略をするにもやる気がなさすぎるのか、お粗末で怖くもなければかっこよくもない。あんまりな宇宙人で頭に来る。
主人公がアル中なのだが、吾妻ひでおさんの『アル中病棟』の深刻さや糖尿病のリスクなどあまり触れられておらず物足りなかった。酔った時の気持ちよさや昂揚感、楽しさももっと見たかった。もっときちんとアルコールに向き合って欲しかった。
音楽や演出、役者は素晴らしかった。車もよかった。しかし、宇宙人の地球侵略のやる気とアルコールとの向き合い方に特に物足りなさを感じた。
お代わり必須、アナーザワーン!
6/17 T浜北にて、お代わり完了。
二杯目で気付く、あれやらこれやらを含め。
初見で感じた違和感の正体が、ゲイリー・キングの状況に今の自分の状況が重なる事だと気付き…
かなり凹んだのは内緒の話。
ビールの様に苦い、再体験でした。
「大人に、なっちゃったなぁ…」と言うのが、鑑賞直後の感想。
エドガー×サイモン×ニックを、首を長くし過ぎて待ちすぎて、ハードルが上がり過ぎてしまったのもあるけれど。
エッジがまろやか、もっと突っ込めば毒気が弱くなった印象で。
それが今…
「もう一度、観に行きたい!行かねば!」と思うばかりなのです。
毒気が消えたんじゃ無い、ただともすれば幼稚なその勢いが。
オタクの大王に、上手く隠されたということにようやく気付いた残念さ。
嗚呼、ワシの未熟者…
観客に下調べと下知識を要する作品はどうかとは、正直思いますが。
それでもその価値はやはり十二分!
改めて…見事です。
どこまでも付いて行きますよ!
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