「アニキのキャラが濃厚」神様はバリにいる スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
アニキのキャラが濃厚
程々に笑えてほんのり感動もあって、まずまずは楽しめましたが、あまりにもコメディテイストにしすぎたせいか、思いのほか話が頭に入ってこなかったところも・・・。
結局ほとんど印象に残ったのは、堤真一が演じたアニキのキャラの濃さですからね。
まあアニキの言動は見ていて面白かったのは面白かったのですが、演出過剰すぎて、せっかく実話を基にした話なのに、もうひとつ現実味を感じれなかったところもあったかなと。
ただ、ふざけているようで説得力のあるアニキの人生哲学は、よくよく考えると当たり前のことなんだけど、案外実行できてないことだったりで、勉強になった部分はありました。
けど、そんなことで人生好転するかい!と思っちゃう自分もいたりはするんですけどね。
演出的にアニキだから成功したんじゃないかとしか思えない部分もあったので・・・。
しかし今まで日本人が大事にしてきたことが、今の日本には薄れていると言うのはちょっと納得、バリの地にはそれがあったってことなんですね。
やや説教臭い部分もありましたので、コメディタッチにしたのは正解かと思いますが、でもやはりちょっとやりすぎたかな(苦笑)
まあ堤真一と尾野真千子の掛け合いは、何だかんだで結構楽しませてもらいましたけどね、いいコンビでした。
死にたいと思うぐらいの時に、こんなおじさんに出会ったら人生変わりそう!
ただラストがやや残念、アニキから学んだことが、いまいち生かされていなかったような?
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