愛の渦のレビュー・感想・評価
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ある種のコメディ
うーん、愛のないセックスって頑張れば頑張るほど滑稽。
タオル一枚巻いている間は理性やプライドや羞恥心が渦巻いているのにタオルを外してからは全てをお互いにさらけ出しその姿をお互いに見物して笑ってみている。
コメディ要素を含みつつも最後まで下を向く池松のニートと門脇の女子大生が重苦しく
3度目のセックスでようやく舌を絡ませ
愛が芽生えたようにみえてもそれは一晩の幻想で
日の光の中素にもどるメンバーが白々しく可笑しい
途中乱入でみんなから疎まれる不細工なカップルと
週に5回来る常連と店長のカップル
そして、下働きで嫌な役目をしながら愛する人との間に子供が産まれたスタッフ
そこに浮かび上がる愛は歪んでいるかもしれないが
本人達にしかわからない愛があるのだろう。
愛と欲望の物語。
これが舞台でやっていたって凄いな〜。
面白い映画だけれどあそこまで濡れ場やるほどの作品ではないよ、麦ちゃん。と思ってしまった親心。
好きだった
欲を前にすると人の本性見えちゃうよね〜という感じ。
最後の女子大生の「あそこにいたのは私じゃない」という台詞から、欲だらけの人間の醜さも美しさもおかしさも全部愛おしいよねと言いたいのかなと思ったし、私はそう受け取った。
行為に至るまでの会話なんて見ていて恥ずかしくなったし笑いが止まらない、不思議な感覚。
生身の人間というか、肌色の人間だからこそ伝わる感覚があって、人間って愛おしいなと思える映画だった。
人のセックスを笑うな
って作品ありましたが
的を得た作品だと思いました
もっと深い内容()を期待していただけに少々残念でした
あとは、乱交なのにタイムリミットまでひたすら一対一かよ笑
って笑っちゃいました
ピアスの女と太った工員
途中参加してきた凸凹カップルの変な喧嘩
もうそこが見どころに思えます
舞台版はトークショーらしいので
そちらが見たいですね
人間とは滑稽な生き物なのかも。
DVDで鑑賞。
秘密の乱交パーティに集まった男女の群像劇。上映時間の殆どで登場人物が服を着ていませんでした。体にタオルを巻いているか、裸。そしてヤッているか、ヤッていないか…(笑)
剥き出しの欲望、生と性、そこから垣間見える人間の本質・本能とは? ―と云うテーマかなと思いました。
パノラマ的に展開される乱交シーンが印象的でした。並んだベッドを上から捉えるカメラが回転して、それぞれの淫らな行為が順々に映されていき、次第にスピードが高速へ…。
セックス万華鏡みたいでした。刺激的なシーンのオンパレードでしたが、単にエロいわけではなくて、どこか滑稽味を帯びているのが本作の特徴のような気がしました。
池松壮亮は、陰のある役がすごく似合う俳優だなと改めて思いました。そして、ヒロイン役の門脇麦がとにかくヤバ過ぎでした。特に喘ぎ声の大きさが…。地味な女子大生の中に潜む強い性欲…。その見た目とのギャップを表現するのに彼女ほどの適材適所は無かったのではないかな、と…。
他の登場人物も個性的なキャラクターばかりで、それぞれの背景もつくりこまれていてかなり面白かったです。最初はお互い初対面と云うこともあってよそよそしいのに、一度体を合わせ、慣れ始めると素の感情が表に出始めました。巧みな会話劇で炙り出されていく本性にハラハラしました。「ここ来る前に病院行けよ」のくだりがいちばん好き(笑)
やっぱり、どこか滑稽に見えました。
ある意味本作は、喜劇なのかもしれないなと思いました。
人間とは本来、滑稽な生き物と見つけたり…。
※修正(2021/09/19)
身も心も裸に
見ず知らずの男女が集った秘密のサークル。
そこは、ただただセックスだけを楽しむ乱交サークルだった…!
噂の“セックス映画”をやっと鑑賞。
演者は劇中ほとんどタオルを巻いただけの裸。
劇場で観てたら少々気まずい濡れ場も多々。
こんなサークルがあったら是非とも入会したい…いやいや、なかなか面白く見れた。
単なる変態映画じゃなく、人の性や浮き彫りにされる人間模様を描いた真っ当な密室会話劇だったのが興味深かった。舞台劇の映画化。
冒頭のぎこちない雰囲気。本当にこんなサークルあったらあんな感じなんだろうなぁ。
世間話なんかして探りを入れ、相手がソノ気か、ヤラせてくれるか。
いったん交わると、多少気心が知れる。
今度は相手を変えて。
皆、スケベ。後はもう楽しんで…とはいかなかった。
限られた空間、時間…ギスギスした関係が露になり始める。
ア○コク○イ、アイツ可愛くない、アイツとだけは勘弁…。
身も心も赤裸々に。
あのバカップルが加わるまで、どうなる事やらと思った。
演者のほぼヌード演技に天晴れ!
本作で注目された門脇麦がやはり一際印象に残る。
超内向的でありながら、大ハッスルなエクスタシー!
サークル店員の窪塚洋介もナイス好助演。何だかんだ個性が光る。
終わり方も不思議な感じと言うか、印象的だった。
時間が終わって、暗かった部屋に朝日が差し込んで、TVで朝のニュースが始まり、まるで私たち何をしていたんだろう、というような。
池松ニートくんが侘しい。
出会いがあったように感じて、そう思い込んでたのは自分だけ。
男の方が女々しく情に流される。
あの時の自分は自分じゃないと相手は言ったが、本当にそうだろうか。
身も心もさらけ出して思う事は…
やりたいひとがあつまったのに(笑)
中々始まらないのが面白い。
遠慮がちに情報収集して、徐々に(笑)
一旦やりだすと、堰を切ったように始まって羞恥心も無くなり、欲求のまま、モノをいい始めて、イヤな雰囲気が出始めたら、新カップルが入ってきてテコ入れ(笑)
まぁやりたい人が集まってるんだから、やらないといけない空気なんだけど、「それでもこの人とはちょっと…」みたいな感じが出て笑ってしまう。
女優たちは惜しげもなく肌をさらしてくれるので、舞台だとどうやったんだろ?と興味が出てきた(笑)
ラストは手を抜いた窪塚洋介のイレギュラーで恋愛が始まるかと思いきや…。
ニート役にあうわ~
R指定有の乱交パーティーを題材にした映画^q^
こういうのほんまにあるんかなあ、というふしぎな気持ちと共に見終えた感想は
まあ、、、ふつう。。。と言う感じ。
悪くはないけど!もう一度見るものでもないかな?
大好き大好き池松君が主演なので
しかもニート役というはまり役なのは最高でした♡
しかも新井さんもでてたし!すき!いつもなんやかし悪い役やけど!笑
女性と男性の違いみたいなのが垣間見えた気がする。
女性はオンとオフきっちり、男性はひきずって…みたいな?
けどどう考えても、こういう場所で恋愛は始まらない気がするなあ…と思うのは私がお子様だからでしょうか。
「性交渉」ではなく「性交渉の交渉」の話
生き死にに係る話や、スポーツの対決の話でもないのに、これだけ緊張して観た映画は初めてです!
この話は性交渉ではなく「性交渉の交渉」の話です。
打ち解けるまでの流れや一部で陰口を言い出して大人のいじめが始まる感じが、社会の縮図が5時間のパーティの中に詰め込まれているようで、漏れなく注目してしまいます。
特に前半のギクシャクした雰囲気には、部屋で1人で爆笑して観ました。
淡々と
ただ淡々と一夜を描くだけの映画でした。特に深いドラマもないし、意味もない。
最後の窪塚洋介が発した通りの映画。
見る前と見た後、何もかわりません。
あと、こういう淡々系の邦画にありがちだけど出演者の喋り声が小さくて音量上げるんだけど事が始まると大音量で喘ぐので、音量ボタンの調節が難しかったです。
池松くんが好きで、でも内容が内容なので、なかなか見れなかった作品。...
池松くんが好きで、でも内容が内容なので、なかなか見れなかった作品。
最初は、間が凄く多くてちょっとイライラしたし、ただsexしてるシーンを見せられて、池松くんがしてるのとかが凄く複雑だったりとか笑、そんなんだったけど、あとからじわじわくる。
観ながらもそうだし、見終わってからも。
みんなが素を出し出してからの方が一気に見やすくなった。忘れてたけどこのサラリーマンには家庭があるんだ。どこでも見栄を張りたがる女。童貞だったのに、みんなから邪魔者扱いされたのに最後に拍手される男。週5で来てて見た目イカツイのに童貞男とずっとヤる女。痛いのに。それはそれでもヤることが好きだから?やっと相手にされたから?本当は優しい人?オーナーのため?地味なのにしてる時だけ豹変。どっちが本当の姿。番号を消したのは本心?本心を隠したのか。途中で現れたカップルは愛を確かめた、、?その相手をした加藤は………
カラダだけで割り切るはずの場所で、同じような空気の女の子と身体を重ねて好きになる。他の男とやられたくない。誤魔化すために自分は違う女とやる(本当は絶対したくない相手)通いそうになった心は結局すれ違ってしまうもどかしいラスト。
朝5時になりカーテンが開く。眩しい朝日とテレビから流れる占い。一気に現実に戻る。服を着てることが恥ずかしい。夜通し起きていて迎える朝の中に、清々しい朝はいったいどれくらいあるのだろう。
同じ時間を違う位置で演じている窪塚。パパになった背景は、その後は。
単純なストーリに見えて、実は凄く複雑で深い。
ラストがだらだらと続くのがダメ
最初から序盤にかけての焦らし感とか、男女間の会話とかのシーンは好きだし、窪塚洋介演じる店員が言い放つ冷静な一言が救いようもなくて良い。
しかし、なぜラストに少し美しく終わろうとしたのか?
終わるタイミングは、いくらでもあったのに。
割り切れない人達
セックスだけって割り切る場所なのに、そこにいる人の背景が気になる。自分がどう見られているか気になる。人の評価に揺さぶられてしまう。挙げ句の果てに恋愛感情が芽生えちゃう。
目的は、その日限りのセックスじゃないの?
人間って、厄介だ!
容赦なく朝日は眩しい
ホテルの一室での乱交パーティーに集まった男女。
こういう場所に来る人々は、会話や駆け引きや段取りといった面倒は省いて、手っ取り早くやることだけやりたいのかと思いきや、実はこういう場においてさえコミュニケーション能力が必要な皮肉。
皆目的は同じでも、そこに至るまでの思いは其々で、時間の経過に従って、其々のそういうズレが露わになっていく。
その辺りのナイーブさは日本人ならではか?
同じシチュエーションでも他の国でストーリーを作るならこういうものにはならなかっただろう。
一夜が明けて、其々の思いはともかくも、容赦なく朝日は眩しく、彼等は皆否応なく我に帰る。
乱入したカップルは仲直り出来るのか?
店長カップルの経済的苦境は本物?
父親になった店員は、何を思うのか?
「あの場にいた自分は別人」と言った女子大生は、あの場のことをなかったことに出来るのか?
淡い期待を裏切られた青年はまえを向くことが出来るのか?
其々のその後が気になる作品です。
笑って笑って、最後切ない
別のレンタルDVDで予告を見て気になったので借りてみました。
実力のある役者さんが身体を張っている作品みたいだったのできっとアタリのはず!と思って見たら…
アタリでした☆
それぞれ普通の人なんだけど
普通じゃない場所=身体が目的とハッキリした場所でどんどん本能がむき出しになってきます。
通常まず人となりを知って身体のお付き合いとなるものが、順番が逆になるとこうも簡単にお互いをさらけ出せるようになるのか、、という図がテンポよく描かれていました。
コミカルで何度も笑いました。
ただ、タイムリミットになり窪塚洋介さんがカーテンを開けて朝日を浴びるシーンから
一気に全員が現実に引き戻されたような感覚は
メリハリがあって観ているこちらもシャキッとさせられるような気になりました。
門脇麦さんがラストシーンで出した結論は
結局身体で何度愛し合っても、全てを知って愛しあえるわけじゃないと、今迄を一蹴されたようで、
池松壮亮くん演じる彼の気持ちと朝の寂しさを思うと切ない気持ちになりました。
若い頃、よく夜遊びして始発で帰ったりしてましたが朝日が寂しかったなあとふと思い出しました。
見応えある作品でした。
池松壮亮だから見たwただそれだけ・・
R18とありますが・・この題材を見て消化できる年齢は最低でも18歳以上でしょうか・・・。それほど、性に対しても深く考えさせられます。
男と女というより・・オスとメスにしか見えない・・。どちらが性行為の優位に立つのか・・相手選びから考えさせられます。キャラが濃すぎてw正直・私は誰ともしたくない気分に陥りました。実際、あんな倶楽部があったらあんな感じなんでしょうか?参加したことないし、わかりませんがw結構キツイ現実かもですね。池松くんの役どころは、結局麦ちゃんといい感じになったのに・・・まさか
フラれる形で終わるなんて、ビックリでした。あんなに愛し合った?のに・・結局、女性側からしたらあれは本気でもなく、遊び?欲求不満解消?ドラマ好きな私からすれば、若い2人がカラダから入ったけど、愛に目覚める?みたいな・・ハッピーエンディングを期待してしまいました。
でも・・・そもそも・・女子大生がニートな彼なんていらない?そこが現実的なところなのか・・・乱交パーティーに望む男女の目的そのものが根本的に違うのかと思いました。ただエロい作品とは違って、参加者たちの心理戦も楽しめました。全然エロいとは感じず、最後まで観れちゃいました、窪塚洋介さんのフランクな役どころはいつみても好きで今回も良かったです。ちょくちょく出てきてくれてよかった。あとは池松くんが出てなかったらこの作品は観てなかったかもです。もう少し、台詞多くても良かったのになー。ファンですがエッチシーン全然見れちゃいました。エロさを感じなかった。なんだろうな~この感じは・・・。
意味不明。
「演劇のようだ」という人がいるが、映画が映画を越えて演劇になる事を何故評価するのだろうか。そこを詳しく聞きたい。
この映画は、セックス大好きな連中がセックスをしまくる話。
全くその通りであり、それ以上深いモノを感じる事が出来ない。
密室の会話劇としてもテンポが悪くて興味が湧かない。
内容としては、中盤辺りで急にカップルが乱入してくるが、それがいらない。彼らのルックスを含め、ほんとソコだけ作品の雰囲気が崩れる。
ちょっと終盤まではつまらないが、そこから急にピッチを上げる。
朝になって窪塚がカーテンをバアーっと開けるけど、それはこの映画でには絶対に必要な場面だし、キレが抜群。からの店長の冷酷な目つき。怖い。てか何者。からの門脇麦の大どんでん返し。ビックリ。
終盤は満点ですね。話としても、演出としても。
窪塚が部屋の後片付けをしていて、拾ったコンドームを落とす場面。ここで窪塚にガキが生まれたのが分かる訳だけど、あの表情はいろいろな解釈が出ておもしろい。僕はその窪塚の心情をこう思います。「こんなとこで何やってんだ俺は...」。
期待通り
絶妙な言い回し笑わせる会話その場の空気感作りはさすが三浦大輔作・演出。映画監督としても凄いと思うシーンもあった。恋の渦がジェットコースターだとしたら愛の渦はメリーゴーランド。赤澤セリの本物感ハンパないっス
必要な場所
生きていると苦しむ事があって、日常では発散出来ない事がある。
なんでここに来たのか。今までどう生きてきたのか。そんな事話す必要は無い。
ただ欲望に身を任せて、発散するだけ。
そういう人が行く場所。
そこにいる自分が本当なのか。本当の自分じゃないのか。
自分を何処に置きたいのかで変わると思う。
このような映画を世に送り出した事を、本当に嬉しく思います。
コミュ障が乱交
もしコミュ障が乱交パーティへ行ったらという悪意を感じるシュミレーションなのかと思ったら、ちゃっかりいい思いをしていたので釈然としなかった。
女性のレベルがあんなに高いならオレもぜひ行ってみたいと思ったのだが、タバコと刺青はNGなので萎えるかもしれない。そんなの気にしないくらいの胆力とエロの持ち主ならハッスルできて楽しいのだろう。
このテーマはとても面白いので、もうちょっと誰かに寄り添うような作りで見てみたい。
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