「【24作目】スペクター」007 スペクター アルさんの映画レビュー(感想・評価)
【24作目】スペクター
【007】初期の展開へ、一旦リセットでスペクターとの因縁の対決。。。かと思ったらそうでも無く?想像と違い、少しだけ違和感。相変わらずのアクションではあるが、【スカイフォール】【カジノ・ロワイヤル】程の興奮には届かず。。。
何処と言われると難しいのだが、全体の感想としては若干不完全燃焼。作品時間も全体としては2時間超と長め。その割にマドレーヌとの関係性の深掘りも足りず、いきなり態度が急変な印象。ブロフェルドとの過去の関係性も明らかになるが、そのブロフェルドへの時間がもっと欲しかった。
自身の理解力の無さなのか、話の展開の早さに着いて行けず、??が浮かびながらの時間もあり。スペクターとの戦いが続くのかどうかも重要なのだが、ここに関しては今後に注目。折角の長尺の使い方が勿体無かった気がする。
と、タイトルからの期待値があまりにも大き過ぎたのでレビュー冒頭からマイナス面が出てしまったが、相変わらずのダニエルボンドが格好良い。特に今回はボンドがやられるシーンも多く、思わず目を背けたくなる場面もあり、ある意味で新鮮&大興奮。
宿敵ブロフェルドとの決着は個人的にとても気持ち良く。ボンドガール役レア・セドゥーも芯の強さを見せる演技、色気と魅力が素晴らしく、ドレス姿は正に『釘付け』になってしまった。
ダニエルボンドのラスト作【ノー・タイム・トゥ・ダイ】に向けて、作品の節目前と考えるとスペクターを題材にしたのは素晴らしい。