「前3作品と比べると。。」007 スペクター かつさんの映画レビュー(感想・評価)
前3作品と比べると。。
ボンドとM、Q、マニーペニーというテッパンの布陣が出来上がり、007シリーズおなじみの悪の組織、スペクターが本格的に登場する。ダニエルボンドシリーズの中でも、ポイントになる話だと期待していた本作品。 MIゴーストプロトコルで、セクシーな悪役を演じていたレア・セドゥがボンドガールを務めることもあり、大いに期待していましたが、過去のカジノ・ロワイヤル、慰めの報酬、スカイフォールに比べると、ややおもしろさにかける作品という印象でした。
ダニエルボンドシリーズの見せ場といえば、「マジでやべぇ!!」と感動するようなクオリティのアクションシーンだと個人的に思っていましたが、今作では、目を見張るようなアクションシーンがなかったですね。。
そして、ストーリーのテンポもよくなかった。ホテル”アメリカン”や、列車移動のシーンなど、ボンドとマドレーヌの意味のあるのかないのかよく分からない会話シーンが長く、間延びしたような印象でした。
さらに、オーベルハウザーのしゃべることが、抽象的というか詩的でイマイチ考えていることや真意が伝わってこなかったです。。あの悪名高いスペクターがあんなにあっさりと壊滅してしまうものでしょうか?
そういった要素も相まって、2時間半というかなりの長い上映作品の割に、あまり中身の濃さを感じない作品だと感じました。
今回出てきたボンドとオーベルハウザーの関係って、シリーズ恒例のやつなんでしょうかね?スペクターのボスと00のスパイが兄弟として育ったってなかなか衝撃的な話ですよね。
Qやマニーペニーも巻き込んでチームとして立ち向かうスタイルは良かったので、次の作品でもお願いしたいですね。スカイフォールの時にみたいにもっと連携してほしいです。
カーチェイスシーンでの009用の音楽に「ノォーーオー」は好きです(笑)