「消化不良…だけど、キャメロンは存在感アリ!」悪の法則 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
消化不良…だけど、キャメロンは存在感アリ!
原作は「ノーカントリー」のコーマック・マッカーシー。
監督はリドリー・スコット。
出演にマイケル・ファスベンダー、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス、ハヴィエル・バルデム、ブラッド・ピット…。
この豪華贅沢過ぎるコラボに興味惹かれない訳が無い!
…が、しかし、評判は賛否両論。
実際見てみたら…
う〜ん、消化不良…。
有能弁護士が自らの欲で堕ちていく様を通して、人間のダークサイドを炙り出しているのだが…
難しい。とにかく難しい。
一応2度見たのだが、それでもスッキリせず。
自分の頭の悪さを作品の難しさのせいにしているだけかもしれないが、もう少しだけでいいから、エンタメ性も欲しい気がした。
でもそれでは、作品の本質を削ぎ落とす事にもなり、またモヤモヤ…。
話が取っ付き難かったので、役者の魅力に頼るしかなかった。
相変わらずインパクト大のバルデム、不敵なブラピ…一癖も二癖もある面々の中で、特筆すべきはキャメロン・ディアス。
頭が切れ、目的の為なら手段を選ばず、これまでにないクールでセクシーな悪女役で、不二子がまだ可愛く見えるほど。
文字通りのカーセックスは衝撃!
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