劇場公開日 2013年11月15日

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「セブンに次ぐ気分の悪さ」悪の法則 R41さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0セブンに次ぐ気分の悪さ

2024年2月22日
PCから投稿

怖い

「すでに選択は終わっている」
カウンセラーと呼ばれている主人公が藁にも縋る思いで助けを乞うときに告げられる言葉だ。
最初から、あのダイヤについた不吉な名前がこの物語の全貌を語っている。
映画の冒頭から私はもう一度カウンセラーに他の選択肢がなかったのかを考えてみた。
それは、描かれていない婚約者との出会いなのか、他のダイヤを、もう少し簡単に購入できる額のダイヤにすればよかったのか、簡単に引き受けてしまった仕事だったのか、または、良心の呵責によってした弁護だったのか…
やった「誰」はない。組織すべてのルールで、そうなってしまうのだ。一旦始まってしまえば誰にも止めることなどできない。ルールに則って終わるまで始末は続く。
何がヘタなことなのか… それを知らないままで仕事はできないことを知らなかったというべきだろう。
カウンセラーだけが殺されずに済むものの、彼にはしっかりとルールが教え込まれる。
疑わしきもの全員が首を切断されて殺されるというショッキングな映像だが、ペネロペ・クルスが殺害されるシーンがなかったことは幸いだった。
実際の麻薬カルテルがどういうものかを教えているような感じを覚えた。

R41