白ゆき姫殺人事件のレビュー・感想・評価
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言いたいことはすごく分かったし共感するけど、映画で見なくていいと思...
言いたいことはすごく分かったし共感するけど、映画で見なくていいと思った。
スペシャルドラマとかでやればいいなーと、
湊かなえの名に騙されるな!
関係者へのインタビュー、Twitter、ワイドショーを軸に殺人事件の第一容疑者の本性を描き出してゆく。形式はよかった。ただ、終始単調で後半は少しだれるので、期待してみると裏切られる。
ネットとメディアの狂気
綾野剛が残念な役。。笑
地味な女役まおちゃんはふつーに可愛いんやけど、雰囲気やっぱでてる。
菜々緒さまはさすがの姫っぷり。
で、出演者が豪華でございました。
最後のオチは、そうかー!と思わされつつも、伏線回収が半端な印象で、あれはどれが真実?!と思ってしまいます。
それが狙いなのかもしれないけど、、
『人の記憶とは曖昧で、みんな自分に都合の良いように解釈する』
集団心理の怖さを感じる作品。
湊かなえのイメージを良い意味でも覆した作品。ニュース番組で事件を取...
湊かなえのイメージを良い意味でも覆した作品。ニュース番組で事件を取り上げる様、SNSに事件の真相が書き込まれたことによって世の中全体が怖いほど一体感を以つ様、など、細いところまでリアル。しかしその真相が本当なのか嘘なのか。本当のことに気づくものはほとんどいない。つい先日実際に起こった川崎の中学生殺人事件と似た部分を感じさせるこの作品は、ネットで情報が真偽もあやふやなまま拡散されていく現代社会の実態をありありと描いている。
菜々緒は悪い女させたら日本一だなぁw マジで途中から目が離せなくな...
菜々緒は悪い女させたら日本一だなぁw
マジで途中から目が離せなくなってしまった。
そして、ネット怖えなぁ……(´・ω・`)
けど、あの終わり方好きです
小説を読んだあとに見ると…
やはり中身は映画仕様になっていて、ちょこちょこ違うところがありました。でも大まかな展開とかは湊かなえさんらしい。原作を読んだ後だと、犯人など展開が分かっているのであまりハラハラしませんでしたが、映画は映画でそれなりに面白かったと思います。何より配役が豪華ですもん!
これをみてSNSと女の恐ろしさ、情報を鵜呑みにして自分で勝手に解釈して人に流すと、自分が痛い目を見ることがよく分かりましたね。
SNSと記憶の曖昧さ
SNSってどこか自分の現実世界と違いエスカレートした表現になりがちで、
人間の記憶っていかに自己によっていいように解釈され記憶されているのかと思わされた。
犯人は最初から違う人間だとは思ってたけど、
少し間の抜けた結末で残念。
立場の違い
立場の違いから来る見え方の違いというか、語る内容の違いっていうのが面白かった。
人は自分の都合のいいように記憶し、それを誰かへのサービスも含めて語るということ。
改めて人の証言っていうのは怪しいものだと思った。
主人公がただのいい人じゃなくて、ちゃんと騙したり盗んだりする人っていうのも良いところ。
あなたにも洗顔ソープ
商品名を変えたら、とか、菜々緒さんみたいな超絶美人もいれば、蓮佛さん演じるブサイクなど、コスメ業界なんて、所詮そんなものである。
本作、SNSの、追いかけるのがめんどくさそうな画面づくりは、「羅生門」っぽいことに今風味付けをしただけに過ぎず、ハッキリ言ってあまり効果はない。
というか、本作、そうではない。
なぜなら、いつだって人は画面の前では嘘をつくことをみんな知っているからだ。
インタビューは昔も今も変わらないが、その画面がPCやスマホであっても同じだ、ということだ。この世で最も信用できない市場調査は街頭インタビュー。
本作まず何と言っても問題なのは、綾野剛氏演じる男が常に先に行っているような展開。警察は何をやってんだ、と。協定はどうなってんだ、と。あまりに展開がご都合すぎるし、井上さんが見つからない理由はそうであったとしても、時間軸がめちゃくちゃ。子供時代の回想も無駄。
そう、本作、その辺はわざとで、はっきりコメディ。
なので、もっと菜々緒さんの颯爽とした姿と、めった刺しにされた姿にウットリしたり、井上さんのどんくさい階段シーンに爆笑したり、谷村さんは収まりどころがおかしくなってきたなあとか、貫地谷さんの引きこもり役ってどういうセンス?と思ったり、そして蓮佛さんに絶賛したりと、見どころはストーリー以外、という原作殺しで楽しむのが本筋。
追記
結局、菜々緒さんがジェラシーにまみれた悲劇のヒロイン、そして地味だけど、美人で、根が優しい井上さんには優しい結末が、そして絶賛蓮佛さん演じるブサイクが、、という世の中そのまんまで終わっている点は大変よろしい。
追記2
こういった作品の場合、井上さんの言っていることも信じちゃいけない、というのがセオリーなんだけど、彼女の場合は独白なので、本作の趣旨からとしては、それは「真実」なのだろう。
だけど彼女には 妄想癖があるんだよね。この辺を踏まえると、もう少し面白くできたのでは、と思ったりする。
菜々緒
井上真央、綾野剛、谷村美月、貫地谷しほりetc。でも菜々緒が圧倒的に素晴らしい。ワイドショーにふさわしい顔は素晴らしいに決まってる。たまらなくダサい。中村義洋恐るべし。滅多刺しにして、焼きたくなる感じ。
SNSは程々に。。。
原作に忠実だが、キャストにパンチ力がなく、小説の方が幾分面白かったように思う。
ツイッターは速報性があって面白い。ただ信頼性には乏しいので、誤った情報に踊らされぬようSNSは程々に嗜む位に留めませう~
ソーシャルネットワークの恐ろしさ
原作未読。
ひとつの殺人事件からあぶり出されるソーシャルネットワークの恐ろしさを明確に描いた風刺的な映画だった。
そしてその怖さだけではなく真の「信頼」だったり、「繋がり」だったりが垣間見えて泣けた。
まず監督の中村さんの作品はよく観ている。
伊坂さんの作品だったり、初期のチームバチスタシリーズの映像化だったり、最近は「みなさん、さようなら」が面白かった印象がある。
全てを観たわけではないが、中村さんの作品はそこまで難解でもないのだがそこまでエンタメ寄りしていない、個人的にはとてもいい湯加減でかゆいところに手が届く見やすい作品が多いので好き。
そして、作品に込められたテーマを尊重してらっしゃるしそれをポップに撮るのがうまい方だと思う。丁寧。
なので今回も、原作は未読だがとても面白く拝見したし、原作も読みたくなった。
ネットの中だけに限らず、メディアや噂や歴史では語られない本当の事って言うのは当人にしかわからないもっと尊重しなければならないものなのに、匿名というみのに隠れて好き勝手に安易に他人の事について語られる場所や人格がとても恐ろしい。
ただネット上がそれをし易いというだけで、ネット以外でももちろんこんな状況を垣間みれる。自分もゴシップなどについつい反応してしまうが、客観的に観ると嫌だなー。
犯人はまさにそれを巧みに利用した。
犯人が途中でわかってしまったが、ちゃんと最後まで観れる大事なシーンもありテンポもよく、キャスティングも合っていたと思う。
安心して万人にお勧めできる作品と思う。
現代社会の問題
自分もSNSはよく利用していて、顔も名前も知らない他人と自由に交流できたり、様々な人間の意見を聞けるので好きです。
しかしこの映画を観た後、顔も名前も知らないから無責任な発言も許されていることに気付きました。そんな無責任な発言により犯人に仕立て上げられる主人公。不特定多数の他人から攻撃される姿は現実社会でもありえることです。
現代社会の問題点に改めて気付かされました。
無責任の連鎖
一つの事件を複数の関係者の証言によって、その真相が少しずつ明らかになって行く手法は、芥川龍之介の小説『藪の中』、その映画化である『羅生門』など、日本では幾つもの名作が存在するが、湊かなえは好んでこの手法を取り入れている。本作もまた、複数の証言者によって殺人事件の真相が明らかになって行く。
ただし、本作が湊かなえのデビューにして代表作である『告白』などと違うのは、その証言者達の中に、無責任な第三者が多数加わっていることだ。そんな無責任な第三者達の存在が、終盤まで事件の真相を覆い隠している。
関係者たちの証言だけでなく、Twitterユーザ、インターネット掲示板、テレビのワイドショーなど、無責任に時間を語る「発言」を同列に、かつ同時並行的に描くことで、事件関係者達の証言の無責任さが効果的に活きている。
その典型的な登場人物が、本来は狂言回しになるはずのテレビディレクター(演じるのは綾野剛)だ。彼は、関係者の証言を取材する中で「それは、あなたの想像だ」と指摘するにもかかわらず、そんな想像や自分の想像で作り上げられた犯人像を、そのまま番組で報じ、デマとも言える「容疑者」をでっち上げていく。しかも、そのことに自覚的でない。
そこにあるのは、自己顕示欲であり、事件そのものへの純粋な取材アプローチではない。だから彼は、でっち上げた「容疑者」と出会い会話しても、目の前にいる人間が彼女であることに気がつかない。要するに、自己顕示には興味があっても、事件そのものには興味がないのだ。
このように、本作に登場する人物達、あるいは画面では現れないネットユーザやテレビ視聴者達のほとんどが、呆れるほど無責任な立場を貫く。それは、事件が解決した後も変わらずに。
そんな現代社会の無責任さを描いた作品となっている。
湊かなえ原作の映画・ドラマと言えば、暗く重たい作風のものが多いが、そこは中村義洋監督の軽快でポップな作風が加味されて、殺人事件を扱っていながらも、割と軽い雰囲気でストーリーは展開している。
その点も、なかなか面白いマッチングで良かったのではないかと感じる。
余談だが、本作には『赤毛のアン』のエピソードがオマージュされている。本作の公開時に、NHKの朝ドラ『花子とアン』が放送中だったが、こちらも『赤毛のアン』のエピソードを取り入れているが、圧倒的に本作の方が上手く使いこなしていた。ラスト近くのろうそくのエピソードは、とてもいいシーンだった。
現代を冷静に表してる
人間は自分に都合のいいようにしか話さない。という夕子の話が印象的でした。
実際に人に話すのもだし
SNSなんかの投稿もそうだし。
そういうメッセージの見せ方が上手だなと思いました!
物語としては
菜々緒がこんないい人の役なわけないでしょ、
なんて思ってたら案の定だったり
犯人が誰か、
なんとなくの想像はできてしまいましたが
見応えがありました!
学んだこと、
嘘であろうが本当であろうが
言い出しっぺの話が
ベースになってしまう。
真実か嘘かきちんと見極める目を自分自身養わないといけないって
改めて思いました。
湊かなえさん…苦手
期待もしていなかったのですが、
やはり期待はずれ。
湊かなえさん自身の書いた物が
やっぱり苦手なんだなぁと痛感。
根底のテーマが全然感動できない。
そこに意味はあるのか。
井上真央さんを始めキャストは
みなさん良かったです。
湊かなえの作品にいい人はいない
そんな先入観が私にはあります。
美姫はもうちょっとやな人でも良かったかなー。
その方がリアルな気がしました。
あと、井上真央より黒木華の方が適役だと思います。
ななおは合ってると思いました。
湊かなえ原作は難しい
湊かなえ原作は結末が現実的な落とし処なので、あまり意外性は感じない。なので作品の雰囲気が重要になる。あまり現実感のない演出をすると結末が現実的なのでしっくりこない。本作はまさにそう。
安心してみられるサスペンス
かなりプロモーションされているので、期待どおりの内容。
ドラマで見過ぎたせいか菜々緒を見ると邪推してしまう所がある。
序盤悪趣味にみえる主人公もちゃんと整合性は取れているので良い。
小説未読ですが、原作も読んでみようと思います。
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