「おばあちゃんの許されたい事とは・・・」バチカンで逢いましょう 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
おばあちゃんの許されたい事とは・・・
夫に先立たれた女性が単身ローマを訪れ、教皇との面会を目指すという物語。
ドイツ人一家なんですが、住んでいるのは、カナダだったり、イタリアだったりします。でも、言葉は、殆どがドイツ語。一部英語だったり(カナダなんで)、イタリア語だったり(イタリアなんで)しますが。どう言う経緯で、カナダに渡った一家なんですかね?まぁ、日系人家庭も、移民直後は家庭では日本語、外では英語など現地の言葉を使っていると思うので、家庭でドイツ語を使うこと自体は、問題ないんですけどね。でも、マリーの夫が、ジョーと言う名前なので、カナダ人なんだと思うんですが、彼までドイツ語を駆使していたりするんで、不思議な感じがしました。
マルガレーテは敬虔なカトリックなので、ローマ法王を神聖視し、逢って許しを得たいと言うのが、単身カナダからローマに渡る理由です。これは、無宗教国家と言っても良い日本では判りにくい感覚ですね。昨年式年遷宮が行われた伊勢神宮に日本人が行くのは、それとは違って、観光とかの要素が強いと思うので、違う感じですもんね。
心配症のマリー、敬虔なカトリックのマルガレーテ、自由を求めるマルティナと、女性の自分探しの物語と言って良いのでしょうか?最後の方に、マルガレーテがローマ法王に許しを請いたい事が明らかになりますが、「ほぅ。やるじゃん。」と言う気になりました(笑)。だから、マルティナとシルヴィオにも、意外に早く順応したのかもしれません。
あ、それと、イタリア人男性は、やっぱり・・・。典型的ですね。
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