「霊能力の真実」トリック劇場版 ラストステージ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
霊能力の真実
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"トリック(映画)" シリーズ第4作。
Netflixで2回目の鑑賞。
ノベライズは未読、テレビシリーズは視聴済み。
初の海外ロケが行われ、ようやく映画らしいスケールを味わえるのかと思いきや、いつもと同じような森(もといジャングル)や村が舞台でやっぱり普段通りの「トリック」でした。
相変わらずのくだらない小ネタやギャグにクスリとさせられる。劇場版だし、シリーズ完結編なのに気負わない。だけどこれがいい。これでいいのです。これこそが「トリック」!
山田と上田の活躍を通して描かれていた、霊能力者は実在するのかと云う一貫したテーマがついに終着点を迎えました。結論、霊能力者は「実在」する。たとえ嘘であっても(もちろん悪巧みはダメだけど)、そこに救いを求める人々がいるなら、それは真実であり実在する。シリーズ集大成の解として最適だし、これ以上のものはないなと思いました。
ラスト・シーンに仕掛けられた泣かせるトリック(もといオマージュ)がニクい。「月光」をバックにした再会がエモーショナル。最後の最後に感動させられるなんて。完成した無限ループに誘われて、シリーズの最初から見返したくなりました。
※修正(2024/06/06)
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