「操ちゃんにぐっときたです。」るろうに剣心 伝説の最期編 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
操ちゃんにぐっときたです。
アクションの出来不出来は本当にわかりません。普段全く観ませんので。でも、あのスピード感で早回ししてないって聞きつけまして、まじかよ見るのもいっぱいいっぱいやのにあれほんまに動いたの?すげー、って思いました。
志々雄VS剣心、斎藤、左之助、おまけの蒼紫!の戦いはちょっと引きました。蒼紫いつの間に!って…
物語については以下のように感じました。
①比古清十郎との対峙が良かったです。命を捨ててでも、から、生きなければならない、を、掴み取る流れに作り手の熱意を観たように思います。よかったです。福山さんの比古、ビジュアル的にも良かったです。
②剣心と蒼紫の戦いのシークエンスで、操ちゃんに感情移入してしまい、泣いてしまいました。操ちゃんが一番良かったです。翁を討った蒼紫に立ち向かいながら、それでも蒼紫が剣心に倒される間際には蒼紫さま!って叫んじゃうし、更には恨みを堪えて蒼紫に生きよと言いいました。あなたはつよくて優しい娘さんです。蒼紫と幸せに生きてください。
残りはうーん、なんだかなーって思った部分です。
③頬の傷の巴がつけたバッテンになる方の傷の話はでてきませんでしたねぇ。そこを楽しみにしていたので。尺の問題でしょうね。
④伊藤博文のラストの敬礼はおえって思いました。あれで明治政府の悪行を悔いてますと言いたかったのか?げんなりしました。
⑤宗次郎の背景がもうバッサリなかったですね。尺ですね。仕方ないのはわかりますが。宗次郎ファンの人は怒るだろうなと思って観てました。
他にも十本刀がー、とか方治がうるさいだけやんとか、いいだしたらきりがないのでやめときます。思い入れ強めだから、すみません。でも楽しめましたし、漫画ではぜんぜんぐっとこなかった操ちゃんに泣かされたわけですし。
原作の漫画に思い入れがあって、特に好きなキャラがいる人は、少なからずしょんぼりするかもしれません。が、そんなんはわかっててあえて挑戦した訳です。ヒットしてますし、企みが成功した部分も大きいですし、総括的には良かったと思います。
三部作完結おめでとうございました。